iOS向けATOKが提供開始!ATOK PassportやATOK Syncには非対応

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ジャストシステムはiOS向けに『ATOK for iOS』を提供開始。販売価格は1,500円となり、定額制のATOK Pssport向けには提供されていないため、ATOK Passportを契約中のユーザも新たに購入する必要がある。

ATOK for iOSはApp Storeにてダウンロード可能。
ATOK for iOS – App Store

22日(月)より公開されたATOK for iOSは、前述の通りATOK Passportに非対応のほか、ユーザ登録辞書をPCやAndroid向けのATOKと共有できる『ATOK Syncアドバンス』についても現状非対応となっており、他のプラットフォームでATOKのこれらの機能を使っているユーザにとってはやや物足りない対応であるように思う。

加えて、アプリケーション側に文字入力した結果を直接反映することができなくなっており、ATOK for iOS上で文字入力&変換 ⇒ 確定してからアプリケーション側に文字列が反映される。という仕様になっている。この点については、iOSの仕様の中で最善と考えられる手法として採用した。とのことで、iOS側のアップデート(仕様変更)が無ければ、ATOK for iOSで入力した文字列を直接アプリケーション側に反映させることは難しそう。

PC WatchによるATOK for iOSの紹介は以下より。

ジャストシステム、“iOS史上最高の日本語変換”を謳う「ATOK for iOS」を公開 – PC Watch

ちなみに、メモアプリなどにインライン入力(直接入力)することはできず、キーボード上の入力エリア内で文字列を入力、変換していき、確定した時点でアプリに入力されるスタイルとなる。これは、現在のiOSの仕様の中で最善と考えられる手法として採用したものとのことで、入力エリアと変換候補表示エリアのサイズのバランスなども検討を重ねたものとしている。

この入力方法は、現時点ではかなり戸惑いを感じたけれど、iPhone 6 Plusで考えた場合は、入力するキーの部分と変換候補が表示されるエリアで視線の動きが少なくなるので、慣れればそれほど違和感を感じない…のかもしれない。

ATOK for iOSは機能面で

・iPhone向けにQWERTYキーボードは非対応(2014年第3四半期対応予定))
・ATOK Syncに非対応(2014年第4四半期対応予定)
・キーボードのサイズ変更、フリック感度の変更など各種カスタマイズに非対応(対応予定不明)

というように、多数の機能不足が目立つものの、ATOK for iOSについては2014年6月に行われたWWDCから約3ヶ月の期間で開発を行ったとのことで『早期に提供開始することを』を第一優先にてリリースされた模様。率直に言えば、現時点での完成度については他のプラットフォーム向けのATOKよりは低いので、今後のバージョンアップでの改善に期待したいところ。

今回のATOK for iOSについては、6月のWWDCでの発表後から開発を開始し、およそ3カ月で提供を開始した。iOS 8配信開始に合わせることを優先した部分もあったとしており、今後、さまざまな機能拡張が予定されている。

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