ANAと三井住友カードが発行する『ANAカード』(VISA&Masterブランド)に、電子マネーサービスである『iD』機能が標準され、ANAカード1枚でクレジットでの支払いに加えて、iDでの支払が利用可能となる。
※JCB、ダイナース、AMEXなどのANAカードについてはiD標準搭載の対象外となっている。
ANAカードでは、従来より前払い式の電子マネー『Edy』が利用可能となっており、これに後払い式の電子マネー『iD』が加わる。なお、前払い式と後払い式の電子マネーが同一カードで利用可能となるのは航空系のカードでは初めて。iD一体型のANAカードの発行は2014年10月1日より開始される。
ANAのプレスリリースは以下より。
ANAカードに後払い電子マネー「iD」を標準搭載!|プレスリリース|企業情報|ANA
従来、ANAカード会員が「iD」をご利用になりたい場合、ANAカードとは別におサイフケータイ型もしくは専用カード型の「iD」をお申込みいただいておりました。このたびANAカードに「iD」を標準搭載することにより、ANAカード会員は別途お申込みすることなく「iD」をご利用いただけるようになります。
■iD一体型ANAカード一覧
ANA VISA 一般カード/ANA Master 一般カード
ANA VISA ワイドカード/ANA Master ワイドカード
ANA VISA ワイドゴールドカード/ANA Master ワイドゴールドカード
ANA VISA 学生ドカード/ANA Master 学生カード
ANA VISA スーパーフライヤーズカード/ANA Master スーパーフライヤーズカード
ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカード/ANA Master スーパーフライヤーズゴールドカード
ANA VISA プラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード
※ANA VISA SuicaカードおよびANA TOP&Club Q PASMO マスターカードは対象外
ANAカードのiDでの支払金額は、クレジットカードの利用分とあわせてポイント付与の対象となる。
iD一体型のクレジットカードは、ドコモの発行するクレジットカード『DCMX/DCMX GOLD』でも発行が開始されており、クレジットカードでiD決済を利用できるカードが増えている。
関連エントリ:ドコモ、DCMXとiD一体型カードの発行を開始/DCMX GOLDなら一体型への切替は無料 | shimajiro@mobiler
個人的には、iDはコンビニなどで少額決済に利用する機会が多いので『おサイフケータイ』で利用しており、クレジットカード一体型でも『サイフからカードを取り出す』のが少々面倒で、そういう意味では実際にiD一体型のクレジットカードを使う機会はあまり多く無いかも。