成田空港を拠点にするLCC、バニラエアは2015年3月29日 〜 10月24日の航空券を18日(木)14:00より一部発売開始、現在運行中の東京(成田) 〜 ソウル(仁川)便については2015年3月28日を以て運休することを発表している。
バニラエアの2015年夏季スケジュールについては以下より。
2015年夏期運航スケジュールの一部販売開始 | バニラエア – 国内・海外路線のLCC 格安航空券予約
現在運行中の成田 〜 ソウル線については2015年3月28日を以て運休となることが発表されている。
なお、東京(成田)=ソウル(仁川)線は運休となります。
バニラエアの東京(成田) 〜 ソウル線は、他の路線と比べてセールとなる回数も多く、搭乗率が低迷していたものと思われる。
ソウル線の撤退の一方で、国内線の東京(成田) 〜 札幌&沖縄は増便が予定されており、国内線については増便で使い勝手が改善される見込み。
バニラエアでは2015年夏季スケジュールの『シンプルバニラ』最低運賃を以下のように発表。
バニラエア:『シンプルバニラ』の最低運賃
路線 | 2014年夏 | 2014年冬 | 2015年夏 |
---|---|---|---|
成田 〜 札幌 | 6,500円 | 4,800円 | 4,990円 |
成田 〜 沖縄 | 8,500円 | 5,900円 | 5,990円 |
成田 〜 奄美大島 | 8,000円 | 5,500円 | 5,690円 |
成田 〜 台北 | 10,000円 | 7,000円 | 7,290円 |
成田 〜 高雄 | – | 7,000円 | 7,290円 |
成田 〜 香港 | – | 8,000円 | 8,890円 |
参考:Help Point
直近の2014年冬期スケジュールと比べると、国内線&国際線の全路線が値上げされている。
加えて、バニラエアの発着する成田空港では2015年3月の第3ターミナル(LCCターミナル)開業に合わせて、国内線の乗客からも施設使用料を徴収することを決定しており、航空運賃の値上がりに加えて施設使用料を負担する必要がある。※国際線の施設使用料などは1,000円程度/片道値下がりする。
関連エントリ:成田空港、国内線に往復880円の空港使用料を設定 – 新設するLCCターミナルでは往復760円 | shimajiro@mobiler
LCC各社は、支払手数料などもジリジリと値上げをしており『航空運賃』以外の、目に見えにくい部分で搭乗者の負担が増えているのは残念なところ。
成田空港の第3ターミナルの施設使用料と、バニラエアの支払手数料を加えた金額は以下。
施設使用料:380円
支払手数料:400円 (クレジットカードの場合)
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合計金額:780円
国内線では最低でも片道780円の料金が航空運賃とは別に発生するため、従来と比べるとLCCの最大の武器である『費用の安さ』が失われつつある。(バニラエアは2014年冬期スケジュールより支払手数料を値上げしている)