ANA、国際線の特典航空券ルールを4月12日より変更 – 日本国内線の乗継に追加マイルが不要に

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ANAは、国際線の特典航空券のルールを4月12日申込分より変更することを発表。特典航空券の交換に必要となるマイル数が、従来の距離(マイル)に基づいたものから、ゾーンごとに設定されたマイルとなる他、日本国内線の乗り継ぎに関しては、追加のマイルが不要となる。

ANAのお知らせは以下より。

国際線特典航空券のご利用条件が変わります。│ANA SKY WEB

ANAのWebサイトでは、特典航空券のルール変更のポイントを以下の3点と説明している。

1.国際線特典航空券に必要なマイル数がわかりやすくなる(ゾーン制を導入)
2.提携航空会社の特典航空券が利用しやすくなる(必要マイル数を引き下げ)
3.日本国内線の乗り継ぎは追加マイルが不要に

この中で、最も興味深いのは3番の『日本国内線の乗り継ぎで追加マイルが不要に』の変更。

東京発で海外に行く場合はほとんど影響の無い変更だけれど、この変更をうまく活用すると、国際線の特典航空券と合わせて、日本国内線の移動が追加マイル無しで可能となる。

ANAのWebサイトでは、以下の2つの例が紹介されている。

■大阪から東京経由でニューヨークへ移動する場合 60,000マイル ⇒ 50,000マイル
国際線特典航空券のご利用条件が変わります │ANA SKY WEB

■札幌から東京経由で香港に移動する場合 35,000マイル ⇒ 20,000マイル
150213_Mileage_ANA

上記のパターンでは、大阪および札幌から東京に移動するまでに必要となっていた日本国内線の追加マイルが不要となることで、必要となるマイル数が減少すると紹介されている。

日本国内線の利用に関する途中降機、乗り換えに関する規定は以下。
(ANA国際線と提携航空会社の場合で規定が異なっている)

ANA国際線特典航空券 利用条件
●途中降機は目的地以外に海外発は1回可能です。日本発は途中降機不可です。
●お乗り換えは日本国内で往路・復路各2回まで可能です。

提携航空会社特典航空券 利用条件
●途中降機は日本発・海外発ともに、目的地以外に往路・復路いずれかで1回可能です。
●お乗り換えは日本国内で往路・復路 各2回まで可能です。さらに日本以外で往路・復路 各2回まで可能です。

上記の規定に書かれている『途中降機』は乗り換えに必要な時間が24時間を超える場合で、『乗り換え』は24時間以内の乗り換えが該当する。

ANA国際線特典航空券の場合『乗り換え』が日本国内で往復共に各2回まで可能となっているので、

[往路]
第1区間:札幌(新千歳) ⇒ 沖縄(那覇)
第2区間:沖縄(那覇) ⇒ 東京(成田)
第3区間:東京(成田) ⇒ 台北(桃園)

[復路]
第4区間:台北(桃園) ⇒ 東京(成田)
第5区間:東京(成田) ⇒ 福岡
第6区間:福岡 ⇒ 札幌(新千歳)

のような旅程を組むことが可能。

この場合に必要になるマイル数は、ローシーズンであれば17,000マイル(の認識)

■ANA国際線特典航空券 必要マイルチャート
ANA国際線特典航空券 必要マイルチャート

ただし、『ANA国際線特典航空券』は日本発の場合途中降機ができない制限があるため、日本国内の各都市の滞在時間(乗り換え時間)は24時間以下とする必要があり、各都市の滞在時間は限られる。

とは言え、従来は国内線区間についても追加のマイルが必要となっていたのに比べると、国内線の乗り継ぎについては追加マイル不要となるのは、使い方次第では非常にメリットが大きいかなと思う。上記の例は『変わった』使い方ではあるけれど、地方発で東京で乗り継ぎして国際線を利用する場合などは嬉しい改定と言えそう。

そんなわけで、ルールが変更になったらどんな旅程で予約ができるのかを試してみる予定。

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