2016.5.16 追記
2016年5月16日の時点で、IPORT shopで販売されているSIMカードはXLのSIMカードに切り替えられており、TelkomselのSIMは(IPORT shopでは)購入することができなくなっている。
インドネシア、バリ島のングラ・ライ国際空港にて、Telkomselの4G LTE対応SIMカードを購入することができた。
■ングラ・ライ空港にてTelkomselの4G LTE対応SIMカードを購入
ングラ・ライ国際空港には、国際線到着ロビーを出た目の前にTelkomselのカウンターがあり、ここに「Telkomsel 4G LTE」の表記があったので「ここれでTelkomselの4G LTE SIMが買える!!」と期待したものの、実際には在庫切れということで購入することができなかった。
■ングラ・ライ空港 国際線到着ロビーのTelkomselのカウンター
■4G LTE対応SIMは残念ながら在庫切れとのこと
ちなみに、こちらのカウンターで販売されていたプランは以下の2つ。最低でもRp 250,000(約2,300円)が必要になるので、値段は少々高め。これより安いプランは無いの?と聞いたけれど「ない」とのことだった。
プラン(1) Rp 250,000 データ通信量 3GB/音声通話 20分
プラン(2) Rp 300,000 データ通信量 8GB/音声通話 50分
4G LTE対応のSIMカードが販売されていなかったので、仕方なく国内線ターミナルまで移動(約10分)すると、国際線ターミナルの到着ロビーからタクシー乗り場に向かうまでの間に、「IPORT shop」という名のお店を発見。
近くには「Telkomsel 4G LTE」の看板もあり、Telkomselの4G LTE対応SIMカードが購入できるか確認してみると、「売ってる」とのことだったのでこちらで購入することに。(営業時間は07:30 – 23:00とのこと)
■国内線到着ロビーの「IPORT shop」にてTelkomselの4G LTE対応SIMを購入
IPORT shopでの4G LTE対応SIMカードの販売価格はRp 10,000、データ通信量2GBまでのプランの登録にRp 55,000、合計で1枚あたりRp 65,000(約600円)が必要。と説明された。
国際線到着ターミナル前で販売されていた価格に比べてかなり安く、こちらで販売されているSIMカードは4G LTEにも対応しているとのことでこちらで購入することに。ちなみにパスポートの提示などは不要だった。
ちなみに、”データ通信量の4GBはバリ島内で2GB、その他インドネシアで2GBの合計4GBとのことなので、バリ島だけで考えると利用可能なデータ通信量は2GBとなる。”と言われたけれど、その旨はWebサイトなどなどで確認できなかった&バリ島外で試す機会が無かったので、こちらは参考情報程度まで。
※ただし、MyTelkomselから確認するとData FlashとFlashLokalの項目が分かれているのは確認できた(参考画像)
購入したパッケージは「simPATI Flash Ultima」の容量2GBのプラン。
該当するプランの紹介についてはTelkomselのWebサイト(インドネシア語)にて。
simPATI Flash Ultima – Volume Based – Telkomsel
■Androidアプリ「MyTelkomsel」で購入内容を確認
■パッケージは「MyTelkomsel」からも購入可能
■「Flah Ultima」のパッケージ内容(一部)
Rp 20,000 340MB/7日間
RP 30,000 600MB/7日間
Rp 65,000 2.0GB/30日間
Rp 110,000 4.5GB/30日間 (3.5GB + 深夜1GB)
Rp 250,000 8GB/30日間
「MyTelkomsel」のAndroidアプリは以下より。
SIMカードのサイズはレギュラー/micro対応で、nanoSIM対応端末で使うためにはSIMカードをカットして使う必要がある。SIMカードのカットは店頭で行って貰える。
■SIMカードのサイズはレギュラー/micro対応
Telkomselの4G LTEは900MHz帯(Band 8)を使って提供されており、日本国内向けに販売されている機種ではNexus 5やiPhone 5s/5c/6/6 Plusなどが対応。ただし、国内向けに発売されている機種でなおかつSIMフリーあるいはSIMロック解除に対応している機種では、対応機種が限定される点は要注意。
※その後、1800MHz帯(Band 3)の4G LTEも提供が開始されている。
■Galaxy S6 edge(SM-G9250)で使用
台湾で発売されているGalaxy S6 edge(SM-G9250)にSIMカードを挿入して使用すると、APNなどなどは自動的に設定されてデータ通信が利用可能に。その場でしばらく待っていると、特に設定変更などなどは不要で4G LTEが利用可能となった。
■4G LTEでのデータ通信が利用可能に
■Nexus 5でも4G LTEへの接続を確認
ちなみに、自動設定されたAPNは以下。
APN:internet
ユーザ名:wap
パスワード:wap123
※パスワードについては表示されないのでスタッフに確認した
Telkomselの4G LTEは、エリアマップに表示されている通りバリ島内でも中心部のみカバーされているものの、実際に使ってみると屋内でもLTEが繋がる場所が多く、同じくバリ島内でLTEを提供済みのXLと比べるとLTEのエリアは広い。
■Telkomselの4G LTEエリア
掲載元:Coverage Area – Telkomsel
ただし、Telkomselの4G LTEの帯域幅は5MHz幅(理論値で下り最大37.5Mbps)となっており、通信速度に関してはそれほど期待することはできない。
■Telkomselの4G LTE回線でスピードテスト:下り5.91Mbps/上り6.98Mbps
LTE接続中は「通信速度が遅い」と感じたことは無いけれど、スピードテストの結果はそれほど奮わなかった。
※ただし、これは購入したパッケージ「Flash Ultima」の理論値が最大7.2Mbpsに制限されるからという可能性もありそう。
Telkomselの4G LTEは、4G LTE対応SIMカード + 各種インターネットパッケージの組み合わせで利用可能となるため、頻繁にインドネシアを訪れる方は、予めプリペイドSIMの残高をチャージした上で前述の「MyTelkomsel」などからパッケージを購入してしまった方が手っ取り早い。
MyTelkomselアプリケーション以外からのパッケージ購入は、スマートフォンなどから「#363#」宛に発信しての購入も可能。(ただ、MyTelkomselなどのアプリケーションからの購入の方がわかりやすいとは思う)