台湾角川、訪日外国人向けに通信量無制限のプリペイドSIMを販売開始!6日間で800台湾ドルなど

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KADOKAWAは、海外の子会社である「台灣角川股份有限公司」(以下、台湾KADOKAWA)を通じて日本国内向けのMVNO事業に参入、訪日外国人向けのプリペイドSIMカード「J Walker SIM」を5月22日(金)より発売、7月1日よりサービスを提供開始することを台湾現地にて記者会見を行い発表した。

台湾KADOKAWAより提供される「J Walker SIM」は6日タイプと11日タイプの2種類で、有効期間中はデータ通信量制限が無いのが最大の特長。日本国内向けのプリペイドSIMの海外販売は既に数多く行われているものの、海外に設立された法人が日本国内向けのMVNOサービスを提供するのは、恐らく台湾KADOKAWAが初となる。

株式会社KADOKAWAのプレスリリースは以下より。
KADOKAWA が海外子会社を MVNO として 訪日外国人向け SIM カード 「J Walker SIM」を販売!(PDF)

KADOKAWA は、NTT コミュニケーションズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:有馬彰)を MVNE とし、台湾角川を MVNO とした、訪日外国人向けに日本でのデータ通信を可能にするオリジナル 「J Walker SIM」を 5 月 22 日より台北市で開催する「台北國際觀光博覽會」(Taipei Travel Expo)の 台湾角川ブースにて販売を開始いたします。

台湾KADOKAWAのMVNOサービスは、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)としてNTTコミュニケーションズと提携していることがプレスリリースにて紹介されている。

[J Walker SIMサービス スペック]
販売開始日:2015年5月22日(「台北國際觀光博覽會」 日本舘 台湾角川ブースにて販売)
サービス開始日:2015年7月1日
販売価格:6日版(800台湾ドル)、11日版(1300台湾ドル)
サービス内容:データ通信専用、4G LTE対応、音声通話非対応
販売場所:台湾角川オフィシャルホームページ、台湾各通販サイト(台湾楽天、博客来、PC HOME)など
販売場所(今後予定):6月より香港角川ほか、アジア各エリアでの販売を予定。

プレスリリースには「5月22日より発売」とされているものの、台北國際觀光博覽會の角川ブースで商品(SIMカード)を受取することはできず、その場で予約申込 → 6月中に商品を発送。という流れになる点には注意。

台湾KADOKAWAは、従来より日本通信の「台灣VISITOR SIM」や、MVNEとして連携しているNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」のプリペイドSIMの取扱いを行っており、今回MVNOとしてサービスを参入した背景には、訪日外国人向けのサービス展開を強化する狙いがある。

日本を訪れる訪日外国人は急速に増え続けており、2014年は通年で初めて1,000万人を突破、直近の2015年4月実績では過去最高となる176万人を突破しており、このペースで増加を続ければ政府の掲げる「年間2,000万人」へ到達するのは時間の問題と言える。なお、台湾からの訪日外国人数は2014年通年で国別でトップとなり、過去最高の280万人を突破した。
関連エントリ:2015年4月の訪日外国人数、過去最高の176万人 – 国別では中国が過去最多となる40万人を突破 | shimajiro@mobiler

■台北國際觀光博覽會での台湾KADOKAWAブース
台北國際觀光博覽會での角川ブース
台北國際觀光博覽會での角川ブース
台北國際觀光博覽會での角川ブース

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