So-netが「500MB未満は通信料無料」の「0 SIM」を正式提供開始したので、So-netの「0 SIM」と、mineo、楽天モバイルの料金プランを通信容量別に比較してみた。
■So-netが「0 SIM」を正式プランとして提供
■通信容量別の月額料金比較(0MB – 3GB)
■通信容量別の月額料金比較(3GB – 10GB)
上記グラフの元となるデータは以下。
■通信容量別の月額料金比較(データ)
通信量 | 0 SIM | mineo | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
500MB未満 | ¥0 | ¥700 | ¥900 |
1GB | ¥500 | ¥800 | ¥900 |
1.2GB | ¥700 | ¥800 | ¥900 |
2GB | ¥1,600 | ¥900 | ¥900 |
3GB | ¥1,600 | ¥900 | ¥900 |
5GB | ¥1,600 | ¥1,580 | ¥1,450 |
7GB | ¥9,200 | ¥2,520 | ¥2,260 |
10GB | ¥20,600 | ¥2,520 | ¥2,260 |
※データ通信プラン(SMSなし)を想定。
※各種料金は税別、各通信量を満たす最も安いプランを選択した場合。
※0 SIMは5GBを超えると速度制限となるため、7GBおよび10GBは残りの通信量をチャージ(1GB)で購入した場合を想定。
0 SIMは1GBまでが割安、他社プランとの分岐点は月間1.2GB-1.3GB前後
「月間500MB未満は通信料が無料」という点がクローズアップされがちな0 SIMだけれど、データ通信量が500MBを超えた後の料金は100MBごとに100円に設定されているので、「500MBを超えた途端に料金が非常に高くなる」ということは無い。
例えば月間の通信量が1GBの場合、0 SIMの月額料金は500円で、ここで比較している3社の中では最安。MVNOの料金プランでは、月間の通信量が3GB以上のプランが多くなっており、3GBプランの月額料金はおよそ1,000円前後。このため、データ通信量1GB以下の場合は0 SIMが割安と言える。
※mineoは月間500MBまでのプランを700円/月で提供している。
0 SIMが割高となるのは以下二つのパターン。
(1)通信量が1.3GB〜1.4GB/月以上で、5GB未満
(2)通信量上限の5GBを使い切って、高速通信量をチャージする場合
(1)のケースの例を挙げると、月間の通信量2GBから3GBの間は0 SIMが1,600円、他社プランでは3GBプランが900円なので、0 SIMの方が割高。
続いて(2)のケース。冒頭で「500MBを超えてもそれほど割高ではない」と紹介した0 SIMだけれど、通信量が5GBを超えた際に適用される通信速度制限を元に戻す「チャージ」は非常に高額に設定されているので注意が必要。
[0 SIMのチャージ料金]
100MB:500円
500MB:2,100円
1GB:3,800円
0 SIMの料金プランは「2GBから5GBまでは月額料金が1,600円」となっているので、データ通信量が2GBに近くなるのであれば、いっそのこと5GB使ってしまった方が、容量あたりの月額料金は安くなる。(5GBで比較すると、他社プランと大きな価格差は無い)
そんなわけで、0 SIMを使う場合は、
・1GBまでは他社プランと比較して割安
・2GB使ったら5GBまで料金は同じ
・5GB超えた際のチャージは割高
という3点を覚えておくと良いかなと。
So-netの0 SIMの申込は以下にて。
0 SIM