香港の通信事業者「CSL」のプリペイドSIMカード「All-in-one Prepaid SIM Card」を購入してみた。販売価格(定価)はHK$ 100、初期残高は販売価格と同じくHK$ 100。(またはHK$ 180のものも販売されている)
同SIMカードはインターネット用パッケージに「HK$ 18/1日(1.2GB)」など、料金が安く短期滞在向けに使い勝手の良いプランが提供されており、香港の短期滞在で使い勝手が良さそう。と言うのが購入に至った理由。販売場所はCSLのキャリアショップのほか、セブンイレブンなどのコンビニなどでも購入ができる。
■香港CSLのプリペイドSIM「All-in-one Prepaid SIM Card」を購入
■「All-in-one Prepaid SIM Card」パッケージ
■SIMカードのサイズは通常/minoとnamoSIMの2種類があるので注意
■データパッケージなどに関する説明
CSLのAll-in-one Prepaid SIM Card向けのデータ通信パッケージの料金は以下。
■CSL:All-in-one Prepaid SIM Card向けデータ通信パッケージ
種別 | 料金 | データ通信量 | コマンド |
---|---|---|---|
1時間パス | HK$ 8 | 500MB | *101*532*4# |
1日パス | HK$ 18 | 1.2GB | *101*532*1# |
3日パス | HK$ 38 | 2GB | *101*532*2# |
7日間パス | HK$ 68 | 3GB | *101*532*3# |
30日パス | HK$ 38 | 300MB | *101*835*1# |
30日パス | HK$ 208 | 1GB | *101*835*2# |
※コマンドはダイヤルアプリ上にて実行する。コマンドが受付されるとSMSが届く。
All-in-one Prepaid SIM Cardで利用可能なプランのうち、個人的にポイントが高いのはHK$ 18の1日パス(1.2GB)と、HK$ 38の3日パス(2GB)。
というのも、最近香港で利用する機会が多いのは中国移動香港のプリペイドSIMカード(4G/3G Data & Voice Roaming Prepaid SIM Card)で、こちらはデータ通信料の上限がHK$ 28/日に設定されているため、CSLのAll-in-one Prepaid SIM Cardと比べるとやや割高。
例えば、3日間香港に滞在するケースを想定すると、CSLの3日パスに登録した場合はHK$ 38となるのに対して、前述の中国移動香港のSIMカードでは料金がHK$ 28 * 3日 = HK$ 84となり、中国移動香港のSIMカードの方が約2.2倍ほど割高になってしまう。
中国移動香港のプリペイドSIMカードは、特別なプラン登録などなどが不要でインターネット接続の上限が適用されるため、そういった点では非常に使い勝手が良いものの、データ通信料に関してはCSLのプリペイドSIMカード向けの3日間プランなど、より安い選択肢もある。
加えて、CSLは下り最大300Mbpsのサービスを既に提供しており、対応端末で利用すれば中国移動香港よりも(少なくとも理論値では)高速なデータ通信が期待できる。今回の香港滞在中には、2600MHz帯(Band 7) + 1800MHz帯(Band 3)の組み合わせで下り最大300Mbpsが実現されていることが確認できた。
※ただし、中国移動香港のデータ通信速度が特別ストレスを感じる。ということではない。
■Galaxy Note5(SM-N9208)でキャリアアグリゲーションが利用可能
CSLのプリペイドSIMカードの残高確認・トップアップなどは以下URLより可能。
CSLのプリペイドSIMカードの残高確認やトップアップ(リチャージ)などは、パスワードさえ取得しておけばインターネット上から行うことが可能。SIMカードの有効期限は最終チャージから180日間。有効期間内にクレジットカードなどでチャージを行えば、SIMカードを失効させることなく維持できる。(オンラインでのチャージについては日本にいても実行可能)