台湾ASUSは、7月12日より台湾向けにZenFone 3を発売。
台湾向けの販売価格(定価)はZenFone 3の5.2インチモデル、ZE520KLが7,990台湾ドル・約26,000円となっており割安感がある一方で、台湾以外での販売価格に関しては台湾と比べると価格が高く、割安感が薄い。
例えば、香港向けの販売価格(定価)はZenFone 3 ZE520KLはHK$ 2,399(約32,000円)に設定されており、円建てで比較すると、台湾向け価格よりも25%ほど割高。
※ただし、市中価格は実際には割安ということも考えられる。
このため、海外のSIMフリー端末を通販にて販売しているEXPANSYSや1shopmobile.comなども仕入れ元(と思われる)香港版の価格が割安ではないためか、販売価格も台湾向け価格と比べると割高な設定。
一例を挙げると、EXPANSYSでのZenFone 3販売価格は本体代が37,400円(送料別)となっており、送料や関税などを含めた支払総額はざっくりと40,000円前後となる。
※その後、7月27日(水)に本体価格が37,400円→35,900円へと値下げされている。
EXPANSYSでのZenFone 3 5.2インチモデル(ZE520KL)販売ページは以下にて。
ASUS ZenFone 3 5.2″ Dual SIM ZE520KL (simフリー, 32GB, Sapphire Black)
台湾・香港での販売価格(定価)と、通販サイト(EXPANSYS)の価格比較は以下。
■ZenFone 3 ZE520KL販売価格
台湾:7,990台湾ドル – 約26,000円
香港:2,399香港ドル – 約32,000円
通販:40,000円(送料などを含めた概算)
※価格は2016年7月26日時点。
香港での販売価格および、通販サイトでの販売価格が台湾版と比べて割高になっているため、仮に通販サイトにて購入することを考えると差額は約1.5万円。1.5万円の差額があれば、台湾へ旅行ついでに購入することも可能となる。
ZenFone 3を買いに台湾へ行く場合、最もカンタンなのは関空を本拠地とするLCC、Peach(ピーチ)が販売する「弾丸スペシャル」での台湾日帰り(羽田早朝発・同日深夜に羽田着)。2016年10月26日までの羽田-台北の弾丸スペシャル運賃は往復7,000円から販売されている。
■羽田-台北が往復7,000円(空港使用料など別)
弾丸スペシャル運賃で羽田-台北を往復7,000円で予約した場合、空港使用料と支払手数料を含めた支払総額はおよそ12,000円となる。台湾版のZenFone 3 ZE520KLの本体価格およそ26,000円との合計金額は38,000円となり、通販サイトなどでZenFone 3 ZE520KLを購入した場合の支払総額と近くなる。
■弾丸スペシャル運賃 + 台湾でZenFone 3を購入した場合の価格
弾丸スペシャル運賃:約12,000円 (支払総額ベースで記載)
台湾ZenFone 3価格:7,990台湾ドル(約26,000円)
免税での返金額:399台湾ドル(約1,300円) ※免税に係る手数料は考慮しない
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合計金額:36,700円
差額がざっくりと3,000円少々であることを考えると「通販サイトで購入するよりも往復航空券 + 現地購入の方が安い」というよりも、「ZenFone 3を購入するついでに台湾を散策することもできる」という感じで、台湾好きな方にとっては嬉しい(ある意味悩ましい)価格設定とも思う。
ここで紹介している費用は航空券代金 + ZenFone 3の本体代に限っているけれど、現地滞在費の中でも大きなウェイトを占めるホテル代が不要(日帰りのため)になるほか、日帰りでの滞在となるので荷物も少なくてok。気軽に「ちょっと台湾まで」旅行をできるのがPeachの弾丸スペシャル運賃の特長。
※この点は、羽田-台北に限らず、羽田-ソウルや関空-台北線などでも同じ。
深夜時間帯には混雑していることも多いけれど、桃園空港第一ターミナルには無料で使える公共ラウンジ(?)があり、台湾を出国した後に無料でシャワーを使うことができる(タオルなどなど持参する必要あり)ほか、スマートフォンやPCの充電にも活用することができるので、弾丸スペシャルで台湾を旅行した最後に、空港でシャワーを浴びて帰ってくることも可能。
関連エントリ:桃園空港第一ターミナルの無料ラウンジ「Airport Experience Zone」を紹介 – 無料で使える電源やシャワーあり | shimajiro@mobiler
そんなわけで、通販サイトでZenFone 3の購入を考えている方は「台湾に買いに行く」という選択肢を入れてみるのも面白いかも。というお話。