ドコモは、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」のうち、ファミリー向けの「シェアパック」専用の新プランとして、月額料金が980円からの「シンプルプラン」の提供を発表。また、シェアパック向けに月額13,500円の「ウルトラシェアパック30」も追加する。
シンプルプランおよびウルトラシェアパック30は2017年5月24日より受付される。このほか、シェアグループの子回線が利用するデータ通信量の上限を設定する機能が、2017年秋に提供される予定。
ドコモのプレスリリースは以下にて。
報道発表資料 : 「カケホーダイ&パケあえる」に新プラン、新パケットパックを追加 | お知らせ | NTTドコモ
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、「カケホーダイ&パケあえる®」の基本プランとして、月額980円で家族通話が無料※1 の 「シンプルプラン」※2 を提供いたします。
シンプルプラン:シェア子回線の月額料金が1,780円から
新たに提供される「シンプルプラン」では、同一ファミリー割引グループ内への音声通話がかけ放題で、それ以外の音声通話は30秒あたり20円の従量制となる。spモードやシェアオプションを合わせた、シンプルプランの最低料金(月々サポート適用前)は月額1,780円となる。
■シンプルプラン契約時の最低料金(子回線分のみ計算)
シンプルプラン:980円/月 (二年契約時)
spモード:300円/月
シェアオプション:500円/月
—————————————————
合計金額:1,780円/月
※税別
ドコモの新料金プランの比較
料金プラン |
月額料金 (二年契約時) |
通話料金 |
パケットパック の指定 |
---|---|---|---|
シンプルプラン | 980円 | 20円/30秒 | シェアパック |
カケホーダイプラン (スマホ/タブ) |
2,700円 | 使い放題 | なし |
カケホーダイプラン (ケータイ) |
2,200円 | ||
カケホーダイ ライトプラン (スマホ/タブ) |
1,700円 |
5分まで無料 以降、20円/30秒 |
シェアパック データパック |
カケホーダイ ライトプラン (ケータイ) |
1,200円 | なし |
※各種料金は税別で記載。
新料金プランのうち、スマートフォン向けに提供されているプランで最も月額料金が安いのはカケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)の1,700円/月となっていたため、シンプルプランは従来のプランと比べて月額700円ほど安くなる。
ウルトラシェアパック30:シェアパック15に+1,000円で容量2倍に
シンプルプランと同日に提供が開始される「ウルトラシェアパック30」は、月額13,500円でデータ容量が30GB利用できるようになる。
既存のシェアパックでは「ウルトラシェアパック50」と「シェアパック15(標準)」の間に入るプランで、「シェアパック15(標準)」に+1,000円/月で容量が倍増するため、シェアグループ内のデータ通信量が「15GB/月だとちょっと足りない」という方には特に嬉しいプランと言える。
シェアパックの定額料金と、「ずっとドコモ割」による割引額は以下。
(プレスリリースより抜粋)
■ドコモ:シェアパックに「ウルトラシェアパック30」を追加
■「ずっとドコモ割」割引額詳細
シェアグループ子回線のデータ使い過ぎ防止、2017年秋に提供予定
新料金プラン「シンプルプラン」および、シェアパック「ウルトラシェア30」の追加に加えて、シェアグループの子回線がデータ通信量を使い過ぎるのを防止するために、通信量上限を設定できる機能が2017年秋に提供開始予定。
シェア子回線の通信量上限が設定できるようになることで、よくある「特定の誰かが動画を見すぎて、シェアグループの通信量を使い切ってしまった」というトラブルが予防できるようになる。
新料金プラン、パケットパック、子回線使い過ぎ防止でファミリー向け強化
今回発表された新プランや、子回線の使い過ぎ防止設定は全てファミリー向けの「シェアパック」契約者に向けた料金施策で、最近のドコモはファミリー向けのプランや優遇を手厚くしているように感じる。
一例を挙げると、2016年11月からは12歳未満の子どもを育てる家庭向けに「子育て応援プログラム」を提供し、ドコモクラウドの容量増加や、子どもの誕生月に3,000ポイントをプレゼントなどのプログラムが提供されている。