2017年5月24日より提供されているドコモの「シンプルプラン」での新規契約や、「シンプルプラン」へのプラン変更時に「端末購入サポート」および「月々サポート」の適用対象外となるケースをまとめて紹介。
■ドコモ:月額980円からの「シンプルプラン」
最初にざっくりとした説明をすると、ドコモの「シンプルプラン」は、Xi対応スマートフォン・ケータイ向けのプランとなっており、それ以外の機種(タブレットやWi-Fiルータ)を「シンプルプラン」で契約する場合や、料金プラン変更を行うと、端末購入サポートや月々サポートの対象外となる。
タブレット、データ通信端末+シンプルプランは端末購入サポート対象外
端末購入時に本体代を大幅割引する「端末購入サポート」は、スマートフォン・ケータイ・タブレット・データ通信端末(ルーター、USBドングル)のカテゴリ別に対象となる基本プランが指定されており、タブレットおよびデータ通信端末の購入時は、「シンプルプラン」を選ぶと端末購入サポートが適用されない。
■端末購入サポート適用条件
掲載元:端末購入サポート | キャンペーン | NTTドコモ
また、端末購入サポートを適用中のタブレット・モバイルWi-Fiルータの料金プランを「シンプルプラン」に変更すると、端末購入サポートによる割引額の半額が違約金として発生する。
■対象外の基本プランに変更すると違約金の発生対象に
データ通信端末+シンプルプランは端末購入サポート対象外
さらに、モバイルWi-Fiルータなどデータ通信端末に関しては、料金プランを「シンプルプラン」にすると、月々サポートの適用対象外となる。(タブレットに関しては月々サポート対象となる。)
月々サポートが適用される条件(2015年9月1日以降の端末購入)は以下。
■月々サポート適用条件
掲載元:月々サポート | 料金・割引 | NTTドコモ
ただし、データ通信端末向けの「データプラン(ルーター)」の月額料金は1,200円(二年契約時)となっているため、シンプルプランと比較しても料金はそれほど変わらない。
今後のタブレット購入はシンプルプランで各種割引の対象外に
携帯電話情報に詳しいkuropon.mobiによると、シンプルプランの提供開始日(2017年5月24日)以降にドコモのタブレットを購入している場合、該当の回線(タブレット利用中)については、シンプルプランへのプラン変更によって、月々サポートと、端末購入サポートの両方が適用対象外になる。とのこと。
少々ややこしいのは、2017年5月23日以前にタブレットを購入している場合は、シンプルプランへの変更によって月々サポートの対象外とはならない。
※端末購入サポート適用中は、端末購入サポートの解除料発生の条件として設定されている。
よって、基本的にはシンプルプランは「Xiスマホ・ケータイ向け」と考えるのが無難。
「シンプルプラン」のSIMをタブレットやデータ通信端末で使うと?
これまで紹介したのは、タブレットやモバイルWi-Fiルータを購入時または購入後に「シンプルプラン」を契約するとどうなるのか?という点。
これとは別に、Xi対応スマートフォンやケータイなどを購入した回線を「シンプルプラン」契約にし、実際に使用する端末をドコモのタブレットやモバイルWi-Fiルーターにした場合に関しては、使用する端末によって端末購入サポートや月々サポートが解除されることはない。
ただし、これらのケースでは追加料金として「指定外デバイス利用料」が設定されており、「シンプルプラン」の月額料金と指定外デバイス利用料の合計金額がそれぞれのデバイス向けのデータプランと同じ金額となるため「本来そのデバイス向けに提供されているプランより安く使える」という抜け穴的な使い方はできない。
■「指定外デバイス利用料」一覧
掲載元:-提供条件書「基本プラン」-(PDF)
●シンプルプランで契約したSIMカードをドコモのタブレットで使う場合の月額料金
シンプルプラン:980円/月 (二年契約時)
指定外デバイス利用料:720円/月
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合計金額:1,700円 = データプラン(タブ)の料金と同額
※spモードや各種シェアパックの料金などは考慮しない。
まとめ:「シンプルプラン」はドコモのXiスマホ・ケータイ向けプラン
これまで紹介した内容をひとことで言えば、「シンプルプラン」はドコモのXiスマートフォン、ケータイ向けのプランで、それ以外の機種での利用に関しては月額料金の上乗せ(指定外デバイス利用料)されたり、端末購入サポートや月々サポートが適用されなくなる点には注意が必要。