au、2017年夏モデル機種で「上り最大50Mbps」に対応、エリアは千葉県の一部エリアより順次拡大

KDDIは、2017年5月30日に「au発表会 2017 Summer」を開催。

発表会の中で大きく取り上げられることは無かったものの、2017年夏モデルスマートフォンでは、一部機種で通信速度は下り最大590Mbps、上り最大50Mbpsへと高速化されている。

■au:2017年夏モデルで下り最大590Mbps / 上り最大50Mbps対応機種を投入
au:2017年夏モデルで下り最大590Mbps  / 上り最大50Mbps対応機種を投入

4G LTEの150MbpsとWiMAX 2+の440Mbpsを組み合わせた「下り最大590Mbps」対応については、既にお知らせされていたものの「上り50Mbps対応」に関する公式情報は(おそらく)初。

発表会会場にて、「上り最大50Mbps」について確認してみたところ、上り最大50Mbps対応機種は2017年夏モデルの一部機種(Galaxy S8/S8+、AQUOS R、HTC U11)で、4G LTEの2GHz帯(B1)の20MHz幅で実現されている。

KDDIが所有する2GHz帯の周波数帯の一部は、PHSの周波数帯と隣接しており、KDDIの2GHz帯とPHSの干渉を防ぐための「ガードバンド」が必要となっていたため、KDDIのFDD-LTEでは「上り最大50Mbps」が実現できていなかった。

2017年夏モデル機種の一部機種と、一部基地局側がこの問題を解決するための対応が行われており、上り最大50Mbpsに対応しているとのこと。

KDDIの2GHz帯とPHSの周波数帯の隣接に関しては「IIJmio meeting 14」にてわかりやすく解説されているのでご紹介。

データ通信やテザリングができない――au回線のMVNOサービスで起きている問題 (2/3) – ITmedia Mobile

PHSの周波数とKDDIの周波数の間にある隙間が「ガードバンド」だ。KDDIは20MHzの帯域を使えるようになっており、割り当ての際に4MHzのガードバンドを確保しているが、通信速度を上げるために帯域幅をたくさん使おうとすると、PHSへの帯域外発射を規制値内に収められなくなる。

なお、対応エリアとされている「千葉県の一部エリア」については、2013年後半にKDDIが提供を開始した(2GHz帯のLTEによる)下り最大150Mbps対応エリアにおける「千葉県の一部エリア」と基本的に同じ。とのこと。