ワイモバイルは、海外でのデータ通信料が1日90円(月間上限7GB)の2018年4月24日(火)より「Pocket WiFi 海外データ定額」を提供する。
「海外でのデータ通信料が1日あたり90円」は類似サービスと比較しても非常に割安な価格設定ながら、同プランは、同日より発売する「Pocket WiFi 701UC」向けのプランで、その他のモバイルWi-Fiルーターでは同プランを契約することができない。
よって、2018年4月24日の段階では「Pocket WiFi 701UC」専用プランとなる。
Pocket WiFi 海外データ定額|Pocket WiFi|料金|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
料金プランの詳細に記載されている注意事項で気になるのは「Pocket WiFi 海外データ定額」は、一度サービスを解約すると、再度同プランへの申込ができない。という趣旨の記載。
注意事項に記載されている内容を抜粋すると以下。
【Pocket WiFi 海外データ定額について】
・専用端末(701UC)購入と同時にのみ加入可能です。本プランを一度解約した専用端末では、本プランへ再度加入することはできません。
お客様が回線契約を解約された場合、本プランも解除となります。また譲渡並びに対象外プランへの 変更をされた場合、本プランを解除し Pocket Wifi プラン 2 を適用、もしくは変更後のプランが適用となります。
加入は端末購入と同時のみ受付、なおかつプランの解約後は再契約ができない。という条件で提供されるのであれば、必要なタイミングで通信契約を契約→必要の無いタイミングでは通信契約は解除とする運用はできず「一度解約したら、同サービスは利用できない。」というサービス仕様になる。
新たに提供される「Pocket WiFi 海外データ定額」は、定期契約ありの場合が月額3,980円(税別)、定期契約なしの場合が月額5,980円なので、必要なタイミング(海外渡航が多い月)のみ「Pocket WiFi 海外データ定額」を契約し、海外渡航用の回線として使えると便利そう。と思ったけれど、残念ながら「必要なタイミングでのみ契約」は行えない模様。
なお、「Pocket Wifi 海外データ定額」プラン提供条件書(PDF)に記載されている「海外ではクラウドSIMに、日本ではSIM1/SIM2」に設定するというガイドから考察するに、SIMスロットの無効化はされておらず、日本国内では物理SIMカードによる通信を行い、海外渡航時にはクラウドSIMによるデータ通信を利用する。という使い方になる模様。
海外で利用される場合、専用端末の SIM 管理をクラウド SIM に設定してください。また日本帰国後は SIM1/SIM2 に戻してください。
「海外でのデータ通信料が1日90円」というプランは、海外渡航用時に使えるデータ通信プランとして非常に魅力的ながら、対応機種が(現時点で1機種)限定されている他、必要になるタイミングのみ契約して使うなどの使い方ができない点は少々不便で、どちらかと言えば「国内向けのモバイルWi-Fiルータのオマケ」のサービスとして提供される印象が拭えないのが少し寂しいところ。
ワイモバイルオンラインストアは以下にて。