ドコモは、5Gエリア端など電波品質が悪い場所で、通信速度の低下が発生する場合があることを明らかにし、品質低下への対策を2021年6月末までに実施すると共に、5G基地局を1万局まで拡大することを発表した。
ドコモでは、応急的な対策として、端末側の設定で5Gを無効(接続ネットワークを4G/3G/GSMに設定)することで、5Gエリア内であっても4G LTEで接続することで、問題を回避できることをあわせて紹介している。
ドコモのお知らせは以下にて。
5Gエリアの品質向上にむけた取組みについて | 通信・エリア | NTTドコモ
現在5Gエリアの拡大に向けて取組みを行っておりますが、5Gエリアの端等の電波品質の悪い場所において、まれに通信速度の低下とそれに伴うアプリケーションやブラウザのエラーが発生する場合がございます。弊社ではこの事象の改善のために、6月末までに必要な対策を実施し、かつ5G基地局を1万局まで拡大することでより一層の5Gエリアの品質向上に努めてまいります。
なお本事象は5Gの電波品質が悪い場所で発生するため、場所をご移動いただくことで回復することがありますが、同一の場所でのご利用で事象発生が継続する場合には、端末の設定メニューから優先ネットワークを「4G/3G / GSM」に設定いただくことで5G電波の状況によらず、4Gでサービスをご利用いただけます。
ドコモの5Gエリアで通信速度が低下する問題は個人的にも遭遇したことがあるほか、ケータイ Watchの記事でも報告されている。