KDDI(au)は、5G対応のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を2021年8月6日に発売する。同機種は、UQコミュニケーションズと共に6月4日に発売予定(関連エントリ)だったが、発売が延期されていた。
KDDI(au)のプレスリリースは以下にて。
KDDI、沖縄セルラーは、ご自宅に設置するだけで手軽にWi-Fi環境を構築できるau ホームルーター 5Gとして、5GとWi-Fi6の高速通信に対応した「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を2021年8月6日から発売します。
対応する料金プランは「ホームルータープラン 5G」で、発表時点からいくつか変更されている。主な変更点は以下の通り。
■「ホームルータープラン 5G」主な変更点
ホームルータープラン 5G(au) | ||
項目 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
利用可能場所 | 制限なし | 契約住所のみ |
月額料金 | 5,458円 | 5,170円 |
2年契約割引 | ▲187円 | なし |
5Gルーター割(25カ月) | ▲550円 | ▲550円 |
割引適用後料金 | 4,721円 | 4,620円 |
プラスエリアモードオプション | 1,100円 | 無料 |
プラスエリアモード容量 | 15GB | 30GB |
※各種料金は税込(税率10%)
上記表の通り、これまでのau系(auおよびUQコミュニケーションズ)のホームルーターからの大きな変更点として、契約住所以外での利用ができなくなっている。
この制限によって、「回線契約による利益還元は20,000円まで」、「定期契約(2年契約など)の解除料金は1,000円が上限」などを定める、電気通信事業法第27条の3等ガイドラインの適用除外となり、これらの制限を受けない販売施策が実施される可能性がある。
※ソフトバンクの「SoftBank Air」は、同ガイドラインの適用除外。ドコモの「home 5G」も恐らく同様に除外される。
これまで、auおよびUQとそのMVNOが発売するホームルーターでは、実際に持ち運びするケースが多いかは別として、契約住所に限らずに持ち運んで利用できた。例えば、普段は自宅で使っているホームルーターを帰省や旅行時に持ち運んで使う…という使い方をしても、それ自体が制限されてはいなかった。
一方、「ホームルータープラン 5G」では、契約住所以外での利用が明確に禁止(利用不可)されているので、これまでのau系ホームルーターが可能であったように、契約住所以外でも利用する機会がある方は要注意。(UQ契約では引き続き、持ち運んで使うことは可能)
UQコミュニケーションズの公式オンラインストアは以下にて。
UQ WiMAX
■「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」主要スペック
製品名:Speed Wi-Fi HOME 5G L11
製造元:ZTE Corporation
通信速度:下り最大2.7Gbps、上り最大183Mbps
ネットワーク:5G:sub6、転用5G(ミリ波には非対応)、4G LTE、WiMAX 2+
重さ:約599g
同梱品:ACアダプタ、Ethernetケーブル
サイズ:約70×182×124mm
UIM:au Nano IC Card 04 LE U
対応OS:Windows 10/8.1、MacOS 10.11〜11.1
有線LAN:2ポート(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
WI-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6対応)
同時接続:有線LAN2台、無線LAN 30台