UQコミュニケーションズの5G対応ルーターを、滞在先の拠点となるホテルではホームルーターに、外出時はSIMカードをモバイルWi-Fiルーターに差し替えて使ってみた。
■持ち運びにモバイルWi-Fiルーター(左)を、拠点ではホームルーター(右)を使った
5Gホームルーターは、ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクからも発売されている。ただし、ホームルーターを契約住所以外に持ち運んで使うことが認められている(また、仕様上可能)のは、UQコミュニケーションズ(と、そのMVNO)のみ。出張先や旅行先で拠点となるホテルや宿泊施設にホームルーターを設置すれば、快適な通信環境が構築できる。
UQ WiMAXの5G対応ルーターは、ホームルーターとモバイルWi-Fiルーターにそれぞれ2製品ずつ発売されている。
<ホームルーター>
・Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01
・Speed Wi-Fi HOME 5G L12 NAR02
<モバイルWi-Fiルーター>
・Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01
・Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01
原則として、UQコミュニケーションズ(およびそのMVNO)では、サービスを契約時にホームタイプまたはモバイルWi-Fiルーターを選択して購入するため、ホームタイプとモバイルタイプをセットで購入するようなオプションは(少なくともUQ公式では)提供されていない。
一方、5Gに対応するUQ WiMAXサービスでは、モバイルルータープランに申し込みすれば、SIMカードをホームルーターに差し替えて使える。逆のパターン(ホームルーターの契約でモバイルルーターを使う)は禁止されているので不可。
■モバイルルーターの契約ならSIMカードを差し替えて使える
■UQコミュニケーションズ:5Gルーター向けプラン対応機種
ホームルータープラン:5Gホームルーター
モバイルルータープラン:WiMAX +5G対応の全ルーター
掲載元:WiMAX +5Gの料金プラン「ギガ放題プラス モバイルルータープラン」 「ギガ放題プラス ホームルータープラン」を11月25日から提供開始|ニュースリリース|KDDI・UQコミュニケーションズ
よって、UQ WiMAXのサービス契約時にモバイルルータープランを申し込みし、別途ホームルーターを白ロムで購入すれば、外出先ではモバイルWi-Fiルーターを、自宅では固定ルーターを使うことができる。
※モバイルルータープラン + ホームルーターの組み合わせは、UQ公式オンラインショップでは可能。その他MVNOでは不明。
白ロムとして流通している端末の数はモバイルWi-Fiルーター>ホームルーターで、後者は在庫がやや不安定。白ロムはイオシスや、じゃんぱらなどの中古ショップで購入できる。
オプション料金と従来サービスとの違い
UQの5Gルーターでは、プラスエリアモードを利用する月は+1,100円のオプション料金が発生する。
※オプション料金は、auスマートバリュー / UQ mobile 自宅セット割の適用で無料になる。
UQ WiMAXサービスでは、WiMAX 2+サービスでプラスエリアモードの既定容量をオーバーすると、同月末までハイスピードモードを含めて通信速度が128kbpsに制限される仕様だったため、ハイスピードモードが速度制限の対象となることを避けるためには、プラスエリアモードでの通信量に特に気をつける必要があった。
5Gに対応するサービスでは、プラスエリアモードの通信量が月間15GB(セット割適用時は30GB)を超過しても、スタンダードモードについては通信速度が適用されない仕様になったので、プラスエリアモード設定中の使いすぎを心配する必要があまり無い。
通信速度制限については「直近3日間で15GB」を超えたら一律に課していた速度制限が2022年2月より撤廃された(関連エントリ)ため、通信量が多い使い方をしても、速度制限を気にする必要が無くなったのも嬉しいところ。
UQコミュニケーションズの公式サイトは以下にて。
UQ WiMAX