2012年6月の携帯電話契約者数が発表され、UQコミュニケーションズが245,200件の純増となり契約者の純増数でNo.1となっている。
ケータイWatchの記事は以下より。
6月の携帯・PHS契約者数、ソフトバンクは3000万契約が目前に – ケータイ Watch
■6月の純増数比較
docomo:11,300
KDDI:126,500
SoftBank:222,300
イー・モバイル:非公開
UQコミュニケーションズ:245,200
ケータイ各社の純増数を抑えて、UQコミュニケーションズが純増No.1となるのは、UQコミュニケーションのサービス開始以来初めて。
ただし、UQコミュニケーションズの純増数の急増は明らかにau端末の『+WiMAX』の恩恵が大きい。
過去の契約者数の推移を見て解るとおり、auから+WiMAX対応機種が発売される前(2011年11月以前)は、8万件/月程度の純増数だったのが、+WiMAX対応機種が発売されてからは、純増数が20万件/月を超える月も多くなり、最低でも16万件/月程度の純増となり、+WiMAX対応機種の発売をキッカケに、一気に純増数が増加している事が理解できる。
■UQコミュニケーションズ 契約者純増数(2011年4月〜2012年6月)
月 | 純増数 | 契約者数 | 備考 |
---|---|---|---|
2011年4月 | 95,800 | 902,400 | |
2011年5月 | 67,800 | 970,200 | |
2011年6月 | 60,100 | 1,030,300 | |
2011年7月 | 70,400 | 1,100,700 | |
2011年8月 | 60,200 | 1,160,900 | |
2011年9月 | 76,500 | 1,237,400 | |
2011年10月 | 95,600 | 1,333,000 | |
2011年11月 | 68,000 | 1,401,000 | |
2011年12月 | 287,800 | 1,688,800 | +WiMAX対応機種発売開始 |
2012年1月 | 195,100 | 1,883,900 | |
2012年2月 | 167,000 | 2,050,900 | |
2012年3月 | 214,800 | 2,265,700 | |
2012年4月 | 194,900 | 2,460,600 | |
2012年5月 | 200,200 | 2,660,800 | |
2012年6月 | 245,200 | 2,906,000 |
2011年12月末の時点では、UQコミュニケーションズの契約数は168万件となっていたけれど、2012年6月末の時点では290万件で、契約数は300万の突破を目前となっており、2012年の1年間で契約者数が2倍以上に増える事は確実になってきている。
ただ、UQコミュニケーションズの契約件数は
『+WiMAX対応機種で『ISフラット』に加入している場合は自動的に契約件数にカウントされる』
と仮定すると、+WiMAX非対応機種でありながらWiMAXを一切使っていないというユーザも契約数に含まれるため『実際にどのぐらいのユーザが使っているのか』という指標にはならないので、実際のWiMAX利用者数がどの程度なのか?は解りにくくなってきている(^ ^;
実際+WiMAX対応端末のPHOTON(ISW11M)を使っているけれど、端末性能の問題かWiMAXの電波が入る場所でも突然WiMAXが切れたりして通信断が発生してストレスを感じるので、WiMAXをオフにして利用しているけれど、この使い方でも契約件数としてはWiMAX契約数にカウントされていると思われる。
そんなわけで、UQコミュニケーションズの契約件数からはなかなか、実体が見えにくくなっているのかなとは思いつつ、潜在的なWiMAXのユーザ数は増えている事は間違い無いだろうし、実際に都内でのWiMAXの通信速度は以前と比べると落ちてきている事も事実なので、品質改善のための対策に期待したいところ。