東京駅 〜 成田空港間をバスで移動中に、auのWi-Fi WALKER LTEが、3Gに落ちることなく、ずっとLTEで通信することができていた。
■auのWi-Fi WALKER LTE
※写真は佐賀関 ⇒ 三崎のフェリー移動中に撮影したもの
auのWi-Fi WALKER LTE(HWD11)は、2013年の1月に購入してからかなり長い間使用しているモバイルWi-Fiルータだけれど、バスや電車などに乗って高速移動中にもLTEが使えたり、郊外エリアでも他キャリアと比べてLTEの速度が速かったりと、LTEに対応しているモバイルWi-Fiルータとしては、現時点でかなり満足度が高い端末。
Wi-Fi WALKER LTEが快適なのは、iPhone 5s/5cも対応する、auの800MHz帯のLTE(Band 18)に対応しているからで、auの800MHz帯のLTEは、8月末現在での人口カバー率は97%、2014年3月末時点では99%へ拡大予定となっており、面的な意味でのエリアカバー率は、かなり広くなっており、iPhone 5s/5cでもこの周波数帯への対応が『ウリ』にされている。
■800MHz帯のLTEは実人口カバー率97%
少々不安なのは、800MHz帯に対応したiPhone 5s/5cが発売されることで、この周波数帯を利用するユーザ数が増えることによる通信速度の低下で、今後は『LTEに繋がっているけれど速度が遅い』という状態が発生する可能性がある。(既にトラフィックの多いエリアでは発生しているかも…)
KDDIでは、iPhone 5も対応する2.1GHz帯(Band 1)で、下り最大100Mbps以上のエリアを増やすことで、恐らくトラフィックの多いエリアでは2.1GHz帯を高速化を行い、それ以外のエリアでは800MHz帯で広いLTEエリアを形成する。という組み合わせで展開していくことが予想される。
■2.1GHz帯を使った下り最大100Mbps対応エリアを拡大
ただし、Wi-Fi WALKER LTEは、順次高速化エリアが広がることが予定されているBand 1に非対応となっているため、Band 1を使った下り最大100Mbps以上のエリアが整備されても、Wi-Fi WALKER LTEではこの恩恵を受けることができないのが少々残念なところ(^ ^;
そんなわけで、今後はauの800MHz帯だけでなく、2.1GHz帯にも対応したモバイルWi-Fiルータが発売されたら嬉しいなというか、その前に先ずは個人向けにLTE対応のモバイルWi-FIiルータの販売をして欲しいところ。
※Wi-Fi WALKER LTEは法人向けとなっており販売店舗が極めて少ないので