JRバス関東およびビィー・トランセグループが運行する『THEアクセス成田』(銀座・東京駅 〜 成田空港)は、4月8日の成田空港第3ターミナル開業にあわせた増便を発表。銀座・東京駅発のバスは現行の36本/日 → 58本/日に、成田空港発のバスは47本/日 → 63本/日へと増便する。
JRバス関東のお知らせは以下より。
【銀座・東京駅~成田空港線】ダイヤ改正実施 | ジェイアールバス関東
ジェイアールバス関東(株)は、2015年4月8日の成田空港第3旅客ターミナル供用開始に伴い、同ターミナルへのバス停の新設を行います。これに併せて増便を目的としたダイヤ改正を実施し、ご利用のお客さまの利便性をさらに向上いたします。
■ダイヤ改正日
2015年4月8日
■運行本数
銀座・東京駅 → 成田空港 36本 → 58本
成田空港 → 東京・銀座駅 47本 → 63本
ダイヤ改正で注意すべきポイントとしては、LCC専用ターミナルである『第3ターミナル』までの所要時間が、東京駅から80分と従来の第1・第2ターミナルを利用する場合と比べて長くなっている点。
■東京駅 → 成田空港第3ターミナルまでの所要時間は80分に延長
これは、多くのバスが銀座・東京駅 → 第2ターミナル → 第1ターミナル → 第3ターミナルのルートで運行されるため。
ジェットスターやバニラエアなど、従来は第2ターミナルを利用していたLCCが第3ターミナルへの移転することで、THEアクセス成田でのアクセスは所要時間が約20分ほど余計に必要となるのはネック。
※深夜、早朝便については第3ターミナルに先に停車するため、所要時間は従来通り。
第2ターミナルと第3ターミナルの間は、徒歩で移動するための「アクセス通路」で移動が可能となっており、第2ターミナルから第3ターミナルの距離は約500mとされている。
■成田空港第2ターミナル 〜 第3ターミナルのアクセス通路は500m
掲載元:ターミナル間の移動 | 交通アクセス | 成田国際空港第3ターミナル
JRバス関東の時刻表では、最初に停車する第2ターミナル2番終点である第3ターミナルまでの所要時間を15分としているため、終点である第3ターミナルまでバスで移動するよりも、最初のバス停である第2ターミナル2番のバス停で降車して徒歩で第3ターミナルまで移動してしまった方が所要時間は少ないように思う。(特に、荷物が少ない場合は)
※いちおう、成田空港のWebサイトにはアクセス通路の500mの所要時間を約15分としているものの、実際にはそれほど時間はかからずに移動できると思う(距離から考えれば)
そんなわけで、増便によって使い勝手が改善するのは嬉しい一方、LCCが利用するターミナルまでの所要時間が延びてしまうのは少々残念なところ。
→ただ、これも第1ターミナルと第2ターミナルを利用する乗客にはデメリットとは言えないので、今回のダイヤ改正はTHEアクセス成田が「LCCのためのバス」ではなく、「成田空港へアクセスするためのバス」となることをより重視しているためかなと思う。