UPQ(アップ・キュー)は、同社初のスマートフォン「UPQ Phone A01」について、技術基準適合認定(いわゆる技適マーク)の記載に誤りがあった。と発表していたものの、実際には技術基準適合認定を未取得の状態で出荷されたことが判明したため回収理由を訂正。回収されたUPQ Phone A01は、技適マークの取得後に改めて配送される。
UPQのプレスリリースは以下より。
「『UPQ Phone A01』初期出荷分回収のお願い」に関する訂正について | 株式会社UPQ(アップ・キュー)
発表の内容につきまして、「該当の製品に関する技術基準適合認定は取得」と記載しておりましたが、誤りでした。本日、総務省総合通信基盤局より電気通信事業法及び電波法に関する認証が未発行であるとの指摘を受けました。
いただいた指摘を踏まえ、製造工場ならびに認証取得代理会社に事実関係を確認いたしましたところ、正式な認証を前にして製造工場が出荷していたことが判明いたしました。
UPQは、技適未取得で出荷した理由を「UPQが確認を怠ったこと」が原因としており、正式な認証を受けた後に、正しいラベルを添付の上返送すると説明しており、回収 → 返送の流れ自体は当初に発表した通り。但し、ラベル貼り替えでなく正式な認証を取得してからの製品返送となるため、返送までに時間がかかる可能性も考えられる。
本来であれば弊社が認証を確認・精査すべき立場であり、この確認を怠りましたことが要因です。つきましては、該当の初期出荷分について先のプレスリリースの通り回収させていただきます。正式な認証を受け、正しい番号を記載したうえで返送いたします。
UPQは各メディアで「2カ月でスマートフォンを作った」と紹介されることが多いけれど「ラベル誤記載」 → 「技適未取得」となった製品回収の一連の流れを見ていると、品質管理はやや不安。今後の巻き返しに期待したいところ。