台湾大哥大のLTE対応プリペイドSIMをSIMフリー版のiPhone 6 Plusで使う

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台湾の通信事業者『台灣大哥大』(台湾モバイル)は、台湾では初となるLTE対応のプリペイドSIMカードを2014年9月1日より提供開始しているので、SIMフリー版のiPhone 6 Plusで使用してみた。

■台灣大哥大のLTE対応プリペイドSIMをiPhone 6 Plusで使う
台灣大哥大のLTE対応プリペイドSIMをiPhone 6 Plusで使う

台湾で使える各社のプリペイドSIMカードは、桃園国際空港や松山空港などでも購入可能となっているものの、LTE対応のプリペイドSIMカードを販売しているのは台湾モバイルのみであり、台湾モバイルも現時点では桃園空港のカウンターではLTE対応プリペイドSIMを取り扱っていない(恐らく、いずれ取扱いは始まるものと思うけれど)ため、台湾モバイルのLTE対応プリペイドSIMカードを購入するためには、市内にある台湾モバイルのショップなどで購入する必要がある。

■台湾モバイル:台北威秀店
台湾モバイル 台北威秀店

今回、LTE対応のプリペイドSIM(nanoSIM)を購入したお店は以下。

店舗:台湾モバイル 台北威秀店
住所:台湾 台北市信義區松壽路20號

地図での表示は以下。台北101からは歩いて10分以内。

日本のケータイショップ(キャリアショップ)と同様に、発券機を使って自分の順番が来るのを待って、LTE対応のプリペイドSIMカードを購入したい。と、台湾モバイルのWebサイトにあるリリース情報を見せて伝えると、すぐに話が通じた。

■現地語のプレスリリースや商品説明を用意しておくと話がスムーズ
現地語のプレスリリースや商品説明ページを使うと話がスムーズ

英語や日本語を話す店員もいるけれど、やはり『現地人に伝わりやすい形での情報』を準備しておくとスムーズに手続が進んでいくことを実感。

空港カウンターでのプリペイドSIM購入と同様に、身分証明書(パスポートなど)の提示や、プリペイドSIMカードの申込(契約)内容へのサインなどが必要となる。また、プリペイドSIMカードの購入(契約)には顔写真の撮影が必要とのことで、店頭のPCにあるWebカメラのようなもので顔写真を撮影された。
※提示する身分証については、空港カウンターでのSIMカード購入と同様にパスポートのみで購入可能だった。

■パスポートの提示が必要
パスポート提示が必要

台湾モバイルのLTE対応のプリペイドSIMは、3G対応までのものと異なり容量無制限プランが無いため、通信量が多い使い方をする場合は注意が必要。

2014年9月30日現在、SIMカードを新規で購入する際のプランは以下。

■台灣大哥大:プリペイドSIM(LTE対応)向けの料金プラン
[プランA]
料金:300台湾ドル (約1,050円)
音声通話:100台湾ドル
データ通信量:1.2GB
有効期間:30日間
※上記以外に、台湾モバイル宛の通話は2,000台湾ドル分利用可能

[プランB]
料金:500台湾ドル (約1,750円)
音声通話:195台湾ドル
データ通信量:2.2GB
有効期限:30日間
※上記以外に、台湾モバイル宛の通話は3,000台湾ドル分利用可能

データ通信のパッケージについては追加で購入することも可能になっているので、データ通信を使い切った場合などは必要に応じて、データ通信パッケージを購入すればok。

データ通信パッケージの詳細は以下Webサイトにて。

台灣大哥大 – 計量型 – 預付卡行動上網
台灣大哥大 計量型 預付卡行動上網

台湾モバイルのLTEは、700MHz帯(Band 28)と1800MHz帯(Band 3)が使われている。

国内で販売されているスマートフォンなどでは、1800MHz帯(Band 3)対応のものは珍しく無いものの、700MHz帯対応の機種は少なく、その両方の周波数に対応するiPhone 6/6 Plusは現時点では貴重な端末と言える。

■iPhone 6(A1549 GSM)の対応周波数
Apple iPhone 6 技術仕様
情報元:iPhone 6 – 詳細仕様

国内の通信事業者では、ドコモが2014年冬〜2015年春モデルとして、Band 28(700MHz帯)対応端末を2機種発売予定となっており、今後は同周波数帯をサポートする端末を入手するハードルがやや下がるかもしれない。

台灣大哥大のプリペイドSIMに話を戻すと、LTE対応のSIMカードはnanoSIMとmicroSIMが存在する(レギュラーSIMは未確認)し、今回購入したのはiPhone 6 Plus用のnanoSIM。

■iPhone 6 Plus用にnanoSIMを購入
iPhone 6 Plus用にnanoSIMを購入

SIMカードのデザインをよく見ると、SIMカードに『4G LTE』と書かれているのがわかる。
nanoSIMをSIMフリーのiPhone 6 Plusに挿して使うと、APN設定などは行わなくてもすぐにインターネット接続が利用可能となるのでカンタン。この点は、ドコモの端末をSIMロック解除して使うのと比べて、SIMフリー端末(iPhoneに限らず)が便利な点と思う。なお、テザリング(インターネット共有)についても問題なく利用可能。

なお、台湾モバイルのプリペイドSIM向けのAPNを手動設定する必要がある場合、APNは以下内容を設定する。

[APN設定内容]
APN:internet
ユーザ名:なし
パスワード:なし

SIMカードを端末に挿入すると、サービス登録の完了を知らせるSMSが届く。

■サービスの登録完了を通知するSMSが届く
サービス登録完了を通知するSMS

台湾モバイルのLTE対応プリペイドSIMカードは、プリペイドSIMカードの購入自体はカンタンではあるものの、メインとなっている700MHz帯(Band 28)対応に対応している機種は国内向けに販売されているものが多くなく、SIMフリー版のiPhone 6/6 Plusの他には、Expansysなどで販売されているZenFone 5(A500KL)が比較的安い価格で購入可能となっている。

ExpansysでのA500KL販売ページは以下より。
検索結果: “A500KL” – EXPANSYS 日本

このほかには、現地でモバイルWi-Fiルータを購入して使う。という選択肢もあり。台灣大哥大が販売するモバイルWi-Fiルータについては以下エントリにて。
関連エントリ:台湾モバイルのLTEに対応するモバイルWi-Fiルータ『MF910』を購入 | shimajiro@mobiler

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