Webブラウザ「Opera」を開発した「Opera Software ASA」の創業者である「Jon S. Von Tezchner」(日本でよくある表記で”テッツナー”氏)氏が創業した「Vivaldi Technologies」は、Webブラウザ「Vivaldi」の正式版となるWebブラウザ「Vivaldi 1.0」を正式公開。
2016年4月6日時点で対応するプラットフォームはWindows/Mac/Linus。
Vivaldiのダウンロードは以下より。
Vivaldi 1.0は、キーボード操作のみで開いているタブ、ブックマーク、履歴、設定項目などを検索できる「クイックコマンド」や、開いているタブをグループ化する「タブスタッキング」Webページを閲覧しながらメモやスクリーショットを記録できる「ノート」や、Webページ上のリンクや各種ボタンの間のフォーカスを直感的に移動できる「空間ナビゲーション」などに対応。
Vivaldiの最初のβ版は2015年1月に公開されており、β版を触った段階で(Prestoエンジン時代の)「Operaっぽい」操作感・使い勝手が再現されていたので、正式版についてもかつてのOperaを愛用していた(あるいはまだ愛用している)ユーザでも違和感無く使うことができそう。
関連エントリ:新ブラウザ『Vivaldi』のファーストインプレッション – Operaの生みの親による『Opera難民』のためのブラウザ | shimajiro@mobiler
Vivaldi Technologiesは、Opera Software ASAの創業者であるテッツナー氏と、Opera日本オフィスで代表を務めていた冨田龍起氏によって設立されており、Operaブラウザ(およびOpera Software ASA)の出自とはかなり深い関係があることが、各種インタビューなどで明らかにされている。
Vivaldi Technologiesは私ともう一人、CEOをやっているテッツナーの二人で立ち上げた会社です。私もOpera Softwareに勤めていたのでテッツナーとは10数年来の付き合いなのですが、二人でビールを飲みながら、また一緒に「本当に自分たちが使いたいブラウザーを作ろう」という話になり、自然と創業してしまったというか……(笑)。
掲載元:ASCII.jp:Vivaldiの日本人COO様、なぜ今さらブラウザー業界に参入ですか!? (1/3)
最初のプレビュー版公開からは(思っていたよりも)長い時間を要したけれど、タイミング的にはOpera Software ASAが中国企業グループに買収される動き(関連エントリ)などもあり、Operaブラウザに見切りをつけるユーザ向けにも嬉しい選択肢になりそう。
また、Vivaldiは日本語の公式Twitterアカウントにて4月25日(月)の17時から東京・品川駅近辺でユーザーイベントの開催を予告。イベントにはVivaldi Technologiesの創業者であるテッツナー氏や、冨田氏が参加予定。正式な告知(および詳細の告知)については近日中に開催予定とされている。
Vivaldiの日本語公式Twitterアカウントでのイベント告知は以下にて。
Vivaldi のユーザーイベントは4/25(月)の17時からで考えています。場所は品川近辺です。正式な告知は近々に行います。ご予定ぜひぜひ空けておいてください!ユーザの皆様のLT(ショートプレゼン)の時間も設けようと思ってます。ヨンも冨田も参加するので要望直接言うチャンス!
— Vivaldi ブラウザ (@vivaldi_jp) 2016年4月6日