新宿区は、2016年6月1日に開催された区長の定例記者会見にて、同年10月より開始を予定している自転車シェアリング事業のサイクルポート設置予定エリアを発表。
新宿区の発表によると、平成28年度のサイクルポート設置エリアとなっているのは、都庁前駅・新宿駅から新宿三丁目駅・新宿御苑駅から四ッ谷駅・四ッ谷駅から飯田橋駅の間、信濃町駅および高田馬場駅付近となっており、これらのエリアにサイクルポートが設置される予定。また、サイクルポートの設置予定エリアは平成29年度以降にも拡大予定とされている。
■新宿区:サイクルポート設置予定エリア
掲載元:定例記者会見(平成28年第2回区議会定例会)区長説明要旨:新宿区
新宿区が発表した資料によると、平成28年度に設置予定のサイクルポートは20箇所、導入時の電動アシストつき自転車の台数は300台、28年度の補正予算額は約7,900万円となっている。
東京都内の4区(千代田区・中央区・港区・江東区)で提供されている自転車シェアリングサービスは、2016年2月より4区の相互乗り入れを可能とする広域実験を行っている。
■サイクルポートの様子(東京都千代田区)
新宿区が2016年10月より自転車シェアリング事業を開始することで、既に広域実験を行っている4区に新宿区が加わり、自転車シェアリングサービスが提供されている5区で相互乗り入れが可能となる予定。
広域実験の開始によって自転車シェアリングサービスの利用回数が増加したほか、区境を跨いでのサービス利用も全体の約14%に上る(実績は2016年2月-3月のもの)など、サービスの利用が全体的に活性化している。サービスエリアに新たに新宿区が追加されることでより便利になることに期待したい。
関連エントリ:ドコモ、自転車シェアリング「広域実験」で利用回数が30%以上増加、区境を跨ぐ利用が全体の約14%に – 5月以降も継続提供へ | shimajiro@mobiler