LCC各社の航空券を購入する際に「支払手数料」をなるべく節約する方法のご紹介。
LCC各社の支払手数料は値上がりを続けており、例えばバニラエアを例に紹介すると就航時は1人あたり200円だった支払手数料(カード払い時)が、2016年冬期スケジュール以降は600円へと値上がり。就航時と比べると3倍にも値上がりしている。
関連エントリ:バニラエア:2016年冬期スケジュールで支払手数料を600円に値上げ – 手数料は二年間で3倍に値上がり | shimajiro@mobiler
LCCの最大の魅力が「航空券代の安さ」であるのは言うまでもないけれど、支払手数料の値上がりや空港使用料の値上げなどなどによって、以前と比べると国内線・国際線共に割安感が薄れてしまっているのは事実。
と言うわけで、本題のLCC各社の航空券で支払手数料を抑える方法のご紹介。
一言で紹介すると、各社の発行するバウチャー(割引券)やポイントで航空券代を支払すると、通常は有料となっている支払手数料が無料(あるいは割引)となるケースが多く、結果的に支払総額を抑えることが可能になる。
例えば、香港エクスプレスが開催中の「日本-香港が片道880円」セールを例に紹介すると、航空運賃が880円となっているのに対して、クレジットカード払い時の支払手数料が680円(1人1区間あたり)設定されているため、クレジットカードカードで支払いした場合は支払総額が1,560円となる。
■香港エクスプレス:石垣島→香港が片道880円
■香港エクスプレス:カード払いは支払手数料680円、合計支払総額1,560円
ただし、香港エクスプレスは「ギフトバウチャー」の発行を行っており、これを支払に充当する場合に関しては支払手数料が発生しない。例えば、上記ケースだと支払総額は航空券代の880円のみとなる。
■香港エクスプレス:バウチャー使用時は支払手数料0円
カンタンに説明すれば、「支払方法にバウチャーなどを選択すると、支払手数料が無料になる」という一言になるけれど、バウチャーなどの利用については「バウチャーの残高が余った場合でも再利用不可」となっている航空会社が大半のため、高額のバウチャーを購入しても使い勝手が良くない点は注意。
逆に言うと、香港エクスプレスは支払時に複数のバウチャーを適用することが可能となっている上、複数枚のバウチャーを適用しても支払手数料は無料となるので、金額の小さいバウチャーを複数適用して、航空券代金の支払に充当すると便利。
バウチャーなどでの支払が可能なLCCの多くは、バウチャーなどで支払した際の手数料を無料としている。ただし、Peach(ピーチ)に関してはピーチポイントでの支払に関しても手数料を200円(1区間1人あたり)設定しているため、他社と比べるとポイントやバウチャーでの支払によるメリットが薄い。
一方で、ジェットスターに関してはバウチャーの残高不足分をクレジットカードなどで支払いする場合も、支払手数料が無料となる。
ジェットスターのバウチャー残高不足分をカードで支払時の手数料は有料でしたm(_ _)m
各種バウチャーやポイントは、購入や付与タイミングから有効期限(おおむね180日間)が設定されているため、有効期限切れには注意が必要。
■日本を発着する主なLCCのバウチャー・ポイントなどの支払ルール
航空会社 | 支払方法 |
支払手数料 (1区間/1人) |
販売金額 入手方法 |
他の支払方法との 組合時の支払手数料 |
---|---|---|---|---|
香港エクスプレス | ギフト券 | 無料 |
2,000円 3,000円 5,000円 10,000円 25,000円 50,000円 |
有料 |
Jetstar | バウチャー | 無料 |
2,500円 5,000円 10,000円 20,000円 30,000円 50,000円 |
有料 |
Peach | ピーチポイント | 200ポイント |
3,000円分 4,000円分 5,000円分 10,000円分 15,000円分 20,000円分 25,000円分 |
有料 |
Scoot | バウチャー | 無料 | ChangeYourFlight | 有料 |
タイガーエア台湾 | バウチャー | 不明 | 購入不可 | 不明 |
バニラエア | 非対応 | |||
春秋航空日本 | 非対応 |
※航空会社名は支払方法やバウチャーの使い方などの詳細へリンク