少し前に、実家の固定回線(インターネット回線)を楽天モバイル回線に切り替え、モバイル回線 + モバイルWi-Fiルーターの組み合わせで大きな問題無く使えていた(関連エントリ)けれど、通信環境を改善するためにWi-Fiルーター「WN-CS300FR」を導入してみた。
「WN-CS300FR」の販売ページは以下にて。価格はAmazonで約12,000円。
実家のインターネット回線の使用環境は以下の通り。
■使用環境などなど
・通信量はおおむね月間100GB前後(単純計算すると平均で1日3.3GBぐらい)
・楽天モバイルの自社ネットワークのエリア内(ただし5Gは入らない)
・通信速度にはそれほどこだわらない(固定回線でなくてもok)
・接続するデバイスは、スマホが1台、タブレットが1台〜2台、PCが1台ぐらい
「WN-CS300FR」は、SIMフリーの4G LTEルーターで、楽天モバイルの自社回線のみに繋がる設定(パートナー回線に接続しない)などが可能。
■「WN-CS300FR」
■楽天モバイルのSIMカードをさして使用する
「WN-CS300FR」にSIMカードを挿した後、APN設定を行う。なお、SIMカードの挿入部はネジが使われているためドライバーが必要。
「WN-CS300FR」の管理画面にログインするためのID/PWは、端末背面および同梱されているシールに記載されている。スマートフォンから管理画面にアクセスする場合のAPN設定手順は以下。
管理画面>インターネット設定>プリセット>Rakuten UN-LIMITを選ぶ
「WN-CS300FR」には、楽天モバイルの自社回線(Rakuten UN-LIMIT)のAPNがプリセットされているので、SIMカードを取り付けした後に、楽天モバイルのAPNを選ぶだけでインターネット接続が可能となる。
接続する周波数帯の設定は、詳細設定より設定する。楽天モバイルの自社回線のみ接続する場合は、「Band 3」のみ使用する、その他の周波数帯は「使用しない」に設定することで、楽天モバイルの自社回線にのみ繋がる設定にできる。
■楽天モバイル(自社回線)のみ接続する場合の設定
上記の設定で楽天モバイルの自社回線にのみ繋がる(パートナー回線に接続しない)設定にはなるものの、楽天モバイルの自社回線の電波が届かない場所で使う場合には圏外となってしまう点には注意。自社回線の電波が良好でない環境で使うと、通信速度が低下する場合がある。
その他、購入した後に気付いた点として、「WN-CS300FR」が対応するWi-Fiの周波数は2.4GHz帯のみで、5GHz帯には非対応。
このため、電子レンジなどを使用中にはWi-Fi(経由でのインターネット)の通信が乱れることがあるほか、「WN-CS300FR」に接続するデバイス同士の通信速度も、5GHz帯で使える状態と比べると遅くなる。
最近では、モバイルWi-Fiルーターでも5GHz帯をサポートしている製品が多いので、据置タイプで2GHz帯のみなのは少々物足りなく感じるところ。元々、モバイルWi-Fiルーターでパフォーマンス不足を感じていたわけでもないこもともあり、「据置型にして通信が快適になった!」という効果は、今のところ実感できていない。
楽天モバイルは、基本料金が1年間無料になるキャンペーンを終了後も、最大4カ月(初月 + 3カ月)が無料になるキャンペーンを継続している他、新規契約時の事務手数料は無料のため、初期費用や契約後しばらくの間の料金を節約できる。
楽天モバイルのWebサイトは以下にて。