日本通信:talkingSIMの最低利用期間&解除料を撤廃 7/23(月)申込分より

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日本通信が提供する音声サービス『talkingSIM』が、他キャリアのMNPに帯する過度な優遇に対する公開抗議として暫定的に設定していた、1年間の最低利用期間の設定&違約金(9,975円)について、7/23(月)申込分より撤廃すると発表している。

最低利用期間の廃止&解除料の撤廃に関する日本通信のプレスリリースは以下より。
日本通信、音声付きSIMサービスで最低利用期間を撤廃|日本通信株式会社

当社は、2012年3月22日に発表したとおり、携帯キャリアの過度なMNPインセンティブに対する公開抗議として、当社が従前から提供している音声付きSIMサービスに、1年間の最低利用期間を設定いたしました。

当初のこの動きにより、MNPインセンティブの問題が表面化したことで、当該問題は落ち着き、一定の成果を得られたものと判断し、暫定的に設定した1年間の最低利用期間を撤廃することにしたものです。

日本通信では『MNPのインセンティブの問題が表面化し、落ち着いた事による撤廃』と発表しているけれど、日本通信が制限を行った3月末はケータイキャリアによって商戦期だったためにMNPによるインセンティブが大きくなっていて、その後商戦期が落ち着いたためにインセンティブが落ち着いた。とも考えられるわけで、仮に商戦期に再び同じような事態が発生したら、同じようにユーザを犠牲にする形で公開抗議を行うのかな?という部分は疑問に思ったり。

最低利用期間の設定&解除料の導入についても、2012年3月22日に発表を行ったけれど、適用タイミングは20日の16時以降の申込について遡って適用させるなど、かなり強引な導入という印象は拭えないし今回『当初目的を達成したため』に最低利用期間と解除料を撤廃したのであれば、最低利用期間&解除料が設定されている期間中に契約したユーザについても、同様に最低利用期間&解除料の免除があっても良いのではと思う。

3月に導入された、最低利用期間&解除料の設定に関するケータイWatchの記事は以下より。

日本通信、「talkingSIM」に1年間の期間拘束導入 – ケータイ Watch

発表は施策導入2日後の3月22日。3月20日16時以降に契約したユーザーは、1年未満で解約すると1万500円の違約金が必要となる。

個人的には『他キャリアの過度なインセンティブへの抗議』という趣旨自体は反対しないものの、

・最低利用期間の設定&解除料の設定が、発表から遡っての適用となった
・最低利用期間&解除料の撤廃後も、期間中に契約したユーザ分は免除にならない
・京都地裁でのKDDIの契約解除料の無効判決を受けて決定したかのようなタイミング

という面で、日本通信が今回導入した最低利用期間&解除料の設定から撤廃のまでの流れは、全体的に印象が悪いなぁ。というのが率直な感想。

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