マレーシアの周遊旅行中に『どうしてブロガーになったんだっけ?』を振り返ってみて、梅田望夫さんの『ウェブ進化論』との出会いがキッカケだったことを思い出したので、整理してみる。
この本が出版されたのは2006年で、僕が本を読んでいたのたのは2009年頃。
当時は会社員として働いており、1週間ぐらいの休みをもらって海外旅行をしている最中に『ウェブ進化論』を読んでいた。
※正確にはその前からこの本を読んでいたけれど、『ブロガー』として生きれたらなぁ。と思うようになったのは、休暇をもらいながら『ウェブ進化論』を読んだ時だった。
■インドネシア:ロンボク島のビーチでくつろぎながら『ウェブ進化論』を読んだ
※このとき、集中して数時間ビーチで長時間読書をしたため、肩が日焼けでヒドイ状態になってしまったので、ビーチサイドで本を読む際はご注意を(^ ^;
ウェブ進化論の中で衝撃的だったのは『Googleからの収入だけで暮らしている人が居る』という内容。
生活コストの安い発展途上国の若い人達の中には、知的生産活動をネット上に公開することの対価としてグーグルから送られてくる毎月の報酬で生計を立てる人々も増えている。そういう夢物語のように思える諸々のことを実現するための技術の洗練は、私たちが創造できるレベルを大きく超えてしまった。これが事の本質である。
(P.16 – P.17)
というように『ウェブ進化論』の中で、『生活コストの安い発展途上国の若者の例』として、ネット上の活動だけで生計を立てるパターンが紹介されていて、この本を読んでいた頃は『コストが安い生活をすればネットからの収益だけで、インターネット上で活動さえ継続できれば、生活する場所に囚われずに生きていくことができるのかー』と、漠然と『いつかそんな生活ができたらなぁ…。』ということを意識するキッカケになった。
このとき、自分が当時が書いていたBlogはlivedoorBlogのプラットフォームを利用したもので、livedoorBlogの無料プランを使っていたためか、そのあたりの記憶が定かでは無いけれど、このタイミングではGoogleからの収入 = アドセンスの収入はゼロだったか、あってもほぼゼロに近いものだったので『Googleからの収入だけで暮らしている』人がいる。ということことは(それが例え、発展途上国であったとしても)衝撃的だった。
ちょうど、日本と比べて物価の安い国に滞在していたこともあって、物価の安い国をベースに暮らすのであれば、ネットからの収益だけで生活していくのは不可能じゃないのかも。と思いながら、インドネシアに滞在していたことを記憶している。
一方で、日本(特に東京)で生活している以上、生活費が高くなることは避けられず『日本で生活しながらBlogでメシを食う』という生活を送るのはそうカンタンなことでは無いよなぁ…。
と、諦め半分の感想を抱いていたのも事実で、この本に出会った後も『Blogでメシを食う!』ということをあまり意識せずに『いつかBlogでメシが食えたらなー。』と思いながらも、どちらかと言えば『情報発信&自己成長の場』として、Blogを使った情報発信をあくまでも『楽しむために』継続していた。
『Blogでメシを食う』という生活を送る今になって思うのは、早いタイミングで『Blogでメシを食う』ことを明確な目的にしないであくまでも『楽しみながら情報を発信する』ということの延長線上に、後付けで『徐々に収益化』ができるようになったことが、結果的に自分にとっては良かったと思う。
というのも『Blogでメシを食う』ことだけを意識してしまうと、どうしても『収益化』にこだわってしまう(そうせざるを得ない)けれど、このタイミングではあくまでも『好きな事を継続する』というスタイルでBlogを継続することができて、その上にさらにマネタイズが加わることで、最終的に自分が目指す『好きを貫いて生きる』(これも梅田望夫さんの言葉)ことができるようになった。
ただ、以前書いたエントリの通りで『ブロガーになるために○○をして××する』というような、いわゆる戦略的なことを考えたことはほとんど無いし『ブログでメシを食うためのテクニック』のようなものもも特に持ち合わせていないけれど、ただただひたすら『好きな事』として、Blogを書き続けていたら『メシが食える』ようになった。ということを、改めてご紹介しておきたい。
会社員からプロブロガーになった半年間を振り返ってみる | shimajiro@mobiler
そんなわけで自分の場合は『プロブロガーになる』と明確に決意したようなキッカケは特に無く、『好きなこと・楽しいことをひたすら続けていて、ふと気付いたらそれで食っていくことができるようになった』というパターン
と言うよりも『ブログで儲けるテクニック』みたいなものがあるとして、それを身につけて収益化するよりも『好きな事をひたすら続ける』ことの方がよっぽど貴重で、価値があると思っているので『ブログだけで食っていくにはどうしたらいいか?』という質問には『好きで好きでたまらないことを見つけて、情報を発信し続けること』がイチバン重要なんじゃないかなと思う。
そんなわけで、自分としては『(収益化のための)無理せず』に『Blogでメシを食う』こと、言い換えれば『好きを貫いて生きる』ことが出来るようになった(少なくともこの半年は…)のは、本当に恵まれていることだなと、改めて実感していて、2013年の後半も引き続き『好きを貫いて生きる』に挑戦していきたいなと。