NTTドコモ Band 3を使ったXiの下り最大150Mbpsのサービスを東名阪エリアで10月より開始!神奈川の一部エリアで試験運用を開始

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NTTドコモは『2013年度中に開始予定』としていた、Band 3を使ったXiの下り最大150Mbpsのサービスを、2013年10月より開始すると発表している。

報道発表資料 : 国内最速150MbpsのLTEサービス提供に向けた試験運用を開始 | お知らせ | NTTドコモ

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下ドコモ)は、高速通信LTEサービス「Xi®」における受信時最大150Mbpsのサービス提供開始に向け、2013年7月30日(火曜)より、神奈川県の一部地区で試験運用を開始いたします。
受信時最大150MbpsのLTEサービスは、東名阪の一部エリアから2013年10月の提供開始を予定しております。

下り最大150Mbpsの通信サービスは、同じく2013年10月よりサービスを提供開始予定となっている『WiMAX 2+』の下り最大110Mpbsを上回り、国内で提供されるモバイルデータ通信としては最速になる見込み。

XIでは既に、LTEのBand 21にて、15MHz幅を利用した下り最大112.5Mbpsのサービスを全国の130都市以上(プレスリリースより引用)で提供開始しているものの、利用者の最も多い東名阪エリアでは、Band 21で利用可能な帯域が5MHz幅と限られている(2014年4月以降に15MHz幅に拡大予定)ため、下り最大112.5Mbpsのサービスが利用できず、東名阪エリアにおけるXiの通信速度は、2.1GHz帯(Band 1)を使った、下り最大75Mbpsに留まっていた。

従来、Band 3を使った下り最大150Mbpsのサービスは『2013年度中に開始予定』と案内されていたため、具体的なタイミングは不明となっていて、個人的には2014年以降なのかなぁ…。と思っていただけに、10月には商用サービスが開始されるのは嬉しい限り。

『Xiの下り最大通信速度の理論値』という意味では、Xiの下り最大112.5Mbpsのサービスが下り最大150Mbpsに対応する。と考えると、今回の下り最大150Mbps対応サービスの開始のリリースはややインパクトに欠けるけれど、『東名阪で利用可能な通信速度が下り最大75Mbpsから下り最大150Mbpsになる』と考えると、Band 3を使った下り最大150Mbpsのサービス開始の恩恵は大きくて、海外でもLTEで使われることの多い周波数帯を使ったサービスには期待。
※例えば、Band 3に対応している端末としてはiPhone 5があり、ソフトバンクによるイー・モバイル(イー・アクセス)の買収には、iPhone 5がイー・モバイルの所有するBand 3に対応していた。ということが大きな理由になったことが明らかにされている。

LTEのBand 3に対応した端末は、現時点ではドコモから販売されていないため、10月の商用サービス提供開始にあわせて、対応端末が発売されると思われるので、対応端末の発表が楽しみ。

今回の発表で嬉しいのは、LTEのBand 3を使ったサービスは、海外でも比較的多くの国で開始されているため、ドコモから発売されるBand 3対応端末を海外のLTEに接続する事が今よりもカンタンになったり、逆に海外で発売されるBand 3対応端末をドコモのBand 3エリアで利用可能になることによって、国内&海外の両方で利便性が高まることに期待したい。

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