日本国内で購入したiPad(Cellular対応版)が、海外ではSIMフリーで使えることが話題になっている。という情報が『やじうまWatch』に掲載されている。
【やじうまWatch】国内で買ったiPadは海外ではSIMロックフリーになるとの情報に驚きの声 -INTERNET Watch
ブログ「ネタフル」で紹介されたことをきっかけにあちこちで話題になっていたのが、国内で購入しSIMロックがかかった状態のiPad/iPad miniは、海外に持ち出せばSIMロックフリー端末として現地のSIMカードを挿して運用できる、という情報。
日本国内で販売されているiPadは、ソフトバンクが販売する初代のiPadから『国内ではSIMロック/海外ではSIMフリー』で使える仕様となっており、国内キャリアの販売するiPhoneとは異なり、海外ではSIMフリーで利用することが初代から可能だった。
国内で販売されるiPadのSIMフリーに関する仕様については、Wikipediaに詳細が掲載されているので引用。
一方、発表時の情報では海外でのSIMの取り扱いが明確でなかったが、スティーブ・ジョブズCEOが日本のユーザーからのSIMロック解除希望メールに対し、「日本仕様では海外のSIMについてはロックがかかっていない」と返答[22]、その後アップルの広報担当者がこの件に関する取材に正式に回答し海外のSIMが使えると明言[23]、孫社長もiPad発売日での取材で同様の回答をした[24]。このため、日本仕様の3G対応モデルは「国内ではSIMロックがかかっておりソフトバンクモバイルのみ使用可能、海外ではSIMロックフリー」という変則仕様で発売されている[25]。
そんなわけで、『国内で販売されているiPadも海外ではSIMフリー』という仕様自体は従来から変わっていないものの、この仕様を明確に認識していなかったユーザにとっては、『海外ではSIMフリーで使える』のが嬉しい情報となったのかも。
国内で販売されるスマートフォン&データ通信端末は、ドコモが販売するiPhoneが、ドコモ端末としては例外的にSIMロック解除に非対応となっていたり、国内キャリアでは最もはやいタイミングで『SIMフリー』化をしていたイー・モバイルが、ソフトバンクの買収後は基本的にSIMロック路線(Nexus 5はSIMフリー)に変更してしまうなど、最近の動きでは後退しているようにも思えるのが残念なところ。
iPadのように『国内ではSIMロック/海外ではSIMフリー』という落とし所でも良いので、なんとか普及しないかなぁ…。
国内キャリアを含めてSIMフリーで使えるiPad Air(Cellular対応版)については、エクスパンシスなどが販売中。