フィリピンのレイテ島・タクロバン市(人口約200,000人)などを直撃した台風30号によるタクロバン市の死者数が10,000人を超えている見込みであると、地元の警察長が答えている。
※タクロバン市での死者数が10,000人を超える。という情報そのものは”Leyte provincial Gov”が警察長にレポートしたもの。
タクロバン市の死者数についてはフィリピンのYahoo!ニュース(英語)に詳細が掲載されている。
Philippine typhoon death toll could reach 10,000 – Yahoo News
Regional police chief Elmer Soria said he was briefed by Leyte provincial Gov. Dominic Petilla late Saturday and told there were about 10,000 deaths in the province, mostly by drowning and from collapsed buildings. The governor’s figure was based on reports from village officials in areas where Typhoon Haiyan slammed Friday.
上記の死者数(10,000人)はタクロバン市のみの死者数となっており、被害を受けた別の地域の死者数を合計すると、被害はより大きいものになることが予想される。
タクロバン市の死者数は11月9日(金)の時点では1,200人と報道されていたけれど、その後被害状況が明らかになるに連れて、死者数が一気に増加した。
関連エントリ:フィリピンを襲った台風によってレイテ島タクロバン市は壊滅的被害/死者数は少なくとも1,200人以上か | shimajiro@mobiler
NewsObserver.comには、被害を受けたタクロバン市の写真が多数が掲載されている。
フィリピンに上陸した台風30号は、上陸した台風の中では歴代で最強の勢力を保っていた。という調査もあり、被害の全容解明にはしばらく時間を要する可能性が高い。
日本語での情報はあまり多くないけれど、その中でもNHKニュースが詳しいのでご紹介まで。
比の台風「犠牲者1万人」の見方も NHKニュース
日本政府は医療支援などを行う国際緊急援助隊を派遣する方針とのこと。
フィリピンで台風による被害が拡大していることから、政府は、医療支援などを行う国際緊急援助隊を、11日にも派遣する方針です。