過去最大級の台風30号が上陸したフィリピンに、新たに『台風31号』が上陸する可能性が浮上している。
11月12日(火) 1:00時点では『台風31号』は発生していない(台風基準に満たない)ものの、現時点でミンダナオ島の東に位置する熱帯低気圧が今後発達し『台風31号』となってフィリピンに上陸する可能性がある。
台風31号となる可能性のある熱帯低気圧の情報は、気象庁のWebサイトにて。
気象庁 | 台風情報
■熱帯低気圧の現在位置&予想進路
気象庁の予報では、13日(水)の0時にミンダナオ島に上陸する予報。
ミンダナオ島の地図はGoogle Mapにて。
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フィリピンでは、先週に上陸した台風30号(ハイエン/Yolanda)が、レイテ島タクロバン市に壊滅的な被害をもたらしており、被災地で続く救助・救援活動への影響や、台風への進路次第では新たに被害が拡大する可能性が考えられる。
台風31号になる可能性のある熱帯低気圧は、現時点で中心気圧が996hPa、最大瞬間風速が25m/sとそれほど強い勢力ではないものの、台風30号による被害を受けた地域では一層の警戒が必要になる。
台風30号に関する新しい情報としては、11日(月)の深夜の時点で死者数が1,774人、けが人が2,484人であること、国家非常事態宣言が発令されたことが発表されている。
フィリピン:国家非常事態宣言を発令 死者1774人に- 毎日jp(毎日新聞)
台風の被害による死者数については、10,000人を超えるという見方もあるものの、現時点では被災地域の通信手段などが被害を受けているため、正式な情報については未だ不明となっている。