ドコモが海外での『パケ死』を防ぐための『海外パケット停止安心サービス』の提供を開始している。
『海外パケット停止安心サービス』は、海外でのパケット通信料の月間利用累計額が5,000円を超えた場合、パケット通信を強制的に停止し、その後更に通信を行うためには、利用者からの申し出が必要になる。というサービスで、海外渡航時に『従量課金で利用したパケット通信』が対象となる。
※『従量課金で利用したパケット通信』が対象となるため、「海外1Dayパケ』や『海外パケ・ホーダイ』を利用した通信については、適用対象外となる。
ドコモの『海外パケット停止安心サービス』の紹介は以下より。
海外パケット停止安心サービス | サービス・機能 | NTTドコモ
『海外パケット停止安心サービス』は12月2日時点で既に提供が開始されており、My docomoやドコモショップ、ドコモインフォメーションセンターにて申込を行うことが可能。
■My docomoから『海外パケット停止安心サービス』に申込
■とりあえず申込してみた
冒頭に記載した通り、『海外パケット停止安心サービス』で対象となるのは『従量課金で利用したパケット通信』のみとなっているので、海外パケ・ホーダイや海外1Dayパケでの利用分については、パケット通信停止の対象とならないため、『海外パケット停止安心サービス』は意図せぬ海外ローミングでの『パケ死』を防ぐためのサービスと言える。
海外でのローミング対応国の数を比較すると、KDDIおよびSoftBankに負けているドコモだけれど、12月2日(月)からは、3キャリアでは初めて申込から24時間単位で定額料金が適用される『海外1Dayパケ』の提供を開始したり、定額対象となるのが事業者単位ではなく国単位となっているため『事業者の設定ミスによる意図せぬパケ死』を防ぐサービス仕様になっていたりと、海外でローミング利用をするにあたって安心できるサービスは最も充実しているように思う。
携帯電話各社の海外でのパケット定額サービスが提供されてから3年以上が経過しているけれど、その間エリアの拡大以外では目立ったサービスの追加は特に無かったところに、最近になってドコモが立て続けに新サービスやオプションを提供してきたような印象を受ける。個人的には、ドコモが提供する『海外1Dayパケ』のような、『申込から24時間単位』で使える海外でのパケット通信料の割引きサービスについては、各社提供を検討して欲しいところ。