NECビッグローブは、ドコモ回線を借り受けてMVNOとして提供中の『BIGLOBE 3G・LTE』サービスに980円/月の『エントリープラン』を追加。エントリープランでは1GB/月の通信量が利用可能で、既に固定回線などでBIGLOBEを契約している場合は、770円/月で利用することが可能。契約期間の縛りは無い。
NECビッグローブのプレスリリースは以下より。
「BIGLOBE LTE・3G」に、月額980円でLTE通信を月間1GBまで利用できるプランを新設 | プレスルーム | NECビッグローブ株式会社
BIGLOBE 3G・LTEの通信速度は特に制限がされていないので、下り最大150Mbps対応エリア内であれば、下り最大150Mbpsでの通信を行うことが可能だけれど、通信速度が高速になると、それだけ通信量も増大しがちな点には注意。
通信量が1GB/月を超過した場合は128kbpsで通信を継続できるほか、100MB/315円で速度制限を解除できる『ボリュームチャージ』を購入することができる。
また、3G・LTEサービスだけでなく、Wi-Fiによる通信も利用することが可能なので、1GB/月の通信容量を超過した場合でも、Wi-Fiを使った通信については通信速度制限を受けることなく通信を行うことが可能。
BIGLOBE 3G・LTEでは、Wi-Fiによる通信をカンタンにするために『オートコネクト』という専用アプリが提供される。
『オートコネクト』のダウンロード(無料)はGoogle Playより。
『エントリープラン』追加後のBIGLOBE 3G・LTEサービスのプラン別のサービス内容は以下。
■BIGLOBE 3G・LTEのプラン別サービス内容
1GB/980円の『エントリープラン』のほか、2GB/1,580円の『ライトSプラン』、3GB/2,980円の『ライトMプラン』など、魅力的なプランが提供されている。
※SIMカードが複数枚発行できるのはスタンダードプランのみの特典。
BIGLOBEが提供する通信サービスは、SIMフリーのNexus 7やiPhone 5s/5cなどで利用することが可能になっているものの、日本でも販売が開始されたSIMフリーのiPhone 5s/5cについては、MVNOのSIMカードを利用した際にテザリングが利用できない。などの制限があるので、それらの点は注意が必要。
関連エントリ:国内販売が開始されたSIMフリーのiPhone 5s/5cをMVNOのSIMカードで使う際の注意と、SIMフリー版iPhoneに関する考察 | shimajiro@mobiler
BIGLOBE 3G・LTEで追加される『エントリープラン』に似た価格帯のサービスとしては『OCN モバイル ONE』が980円/月のサービスを提供しているものの、こちらは通信量制限が30MB/日となっているため、一時的に大量の通信を行うことがある場合は、BIGLOBE 3G・LTEの方が使いやすいかも。
ただし、『OCN モバイル ONE』は通信容量制限に到達したあとの通信速度が200kbpsとなっているので、BIGLBOE 3G・LTEサービスよりも通信速度制限下での通信速度は快適と言える。
OCN モバイル ONE | OCN プロバイダ(インターネット接続)
MVNOの各種サービスは、各社の競争によってサービスの拡充が続いており、SIMフリー端末もタブレットではNexus 7が、AndroidスマートフォンではNexus 5が発売されているほか、iPhoneについてもようやく国内でSIMフリー版が販売されているため、しばらくはMVNOのサービスから目が離せなくなりそう。各社の今後の展開が楽しみ(^ ^)
BIGLOBE 3G・LTEサービスの申込は以下より。
『BIGLOBE 3G・LTE』サービスのSIMカードは初期費用3,150円。
イオン系の販売店では、12月31日までに購入すると初期費用が980円になるキャンペーンが行われている。
NEC Biglobe [NECビッグローブ(NECBC)][BIGLOBE LTE・3G][標準SIMカード][UIM_KIT_W]
NECビッグローブ 2013-12-02 |