フィリピンを拠点にするLCC、セブ・パシフィック航空と、シンガポールを拠点にするLCC、タイガー・エアウェイズが戦略的提携に合意したことが発表され、その一貫としてタイガー・エア フィリピンをセブ・パシフィック航空の100%子会社化することが発表されている。
セブ・パシフィック航空のプレスリリース(英語)は以下より。
Cebu Pacific Air – Why everyone flies
Tigerair and Cebu Pacific, the largest budget carriers based in Singapore and the Philippines respectively, have entered into a strategic alliance.
プレスリリースの中では、両社が販売および運用面で協力体制をとることが発表されており、フィリピン発着の国内線&国際線でのコードシェア便の運行や、両社の便はそれぞれ相互のWebサイトにて販売される見込み。
今回の戦略的提携によって、セブ・パシフィック航空は、タイガー・エアの就航しているオーストラリアやインドなどの路線へ、タイガー・エアはセブ・パシフィックが就航しているフィリピンや北アジアへの路線を拡大できる。とされている。
セブ・パシフィック航空の100%子会社となるタイガーエア フィリピンについても、タイガーエアブランドが継続して利用される予定となっているものの、将来的にどのようなブランドで運行が継続されるのかは不明。
セブ・パシフィック航空とタイガー・エアの戦略提携に関する詳細は、Philippine Flight Network(英語)に掲載されているのでご紹介まで。
Cebu Pacific Purchases Tigerair Philippines, Forms Strategic Alliance ~ Philippine Flight Network
アジアのLCCでは、シンガポールを拠点にするScootと、タイを拠点とするNok Airが共同で『NokScoot』を設立するなど、国を跨いでの提携や新会社設立などが相次いでいる。
関連エントリ:ScootとNok Airが共同で新しいLCC『NokScoot』を設立!日本へも就航か | shimajiro@mobiler