Peach、人員不足によって最大で2,088便を計画減便/予約済客は払い戻しまたは自社便に振替

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関空を拠点にするLCC、Peach(ピーチ)は航空機の運航に必要となる機長が不足していることを理由として、2014年夏季スケジュール期間のうち、最大で2,088便を欠航とする計画減便を発表。機長の不足による欠航は同社初。

Peachの運行状況に関するお知らせは以下より。

運航状況 | Peach Aviation

Peachでは、運航乗務員の稼働が必要数を下回ったことから、既に発表・発売している2014年夏期スケジュール期間(5月19日~10月25日)の事業計画の見直しを行い、5月19日以降、運航予定の弊社便を減便することとなりました。5月および6月の対象便は確定しております

計画減便を発表した4月24日(木)時点で、

・欠航となる5月&6月の対象便
・今後欠航となる可能性のある便(7月以降)

が確定しており、欠航となる便を予約済みの顧客に対しては全額の返金または自社便への振替を案内するとのこと。

5月&6月の欠航便は以下にて。
5月・6月 運休便一覧 – Peach

今回の欠航に絡んで気になる情報としては、Peachの航空券の販売に占める旅行代理店経由での販売の割合で、TravelVisionによると、今回の減便の対象者のうち、1% 〜 3%程度が旅行会社経由での予約客とのこと。(これが通常のPeachにおける航空券の販売割合と同等なのかなどは不明)

ピーチ、夏ダイヤで最大2088便を減便、際内計10路線対象に-機長不足で | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン

MMの販売はウェブサイトでの直販がメイン。MMによると旅行会社10数社経由で販売をおこなっているが、規模はまだ少ないとしており、今回の影響人数のうち1%から3%程度が旅行会社経由となる予想だという。

国内線に就航しているLCCでは、ジェットスター・ジャパンが、本来必要な資格を有しない整備士で整備を行っていたとして厳重注意を受けていたり、Peachより後に就航したエアアジア・ジャパンが消滅(バニラ・エアとして改めて就航)するなど、競合のLCCと比べて目立ったトラブルが無く、2014年3月15日号の『週刊ダイヤモンド』では、既存の大手航空会社を抑えて航空会社の満足度トップに立つなど、国内線に就航しているLCCの中では『優等生』的なイメージが強かった。

そんな中で今回発表した機長不足による計画減便は、Peachにとって大きなマイナスになるだけでなく、LCC全体の信頼性という面でもマイナスになるのは確実と言える。

健全な競争の結果として、顧客に対して低料金で航空券を販売可能になるのはもちろん歓迎すべきことではあるけれど、LCC各社にはムリのない拡大計画で、安全かつ確実な運行計画の履行をお願いしたいところ。