ドコモの新料金プランで『パケット通信量のシェア』が可能となるので、自分が利用している状況では、旧料金プランと新料金プランのどちらが特になるか?をシミュレーションしてみたところ、おおむね新料金プランの方がパケット通信料が安くなる。という結果となった。
新料金プランのシミュレーション詳細は以下エントリにて。
ドコモ新料金プランはお得になるのか?音声3回線 + データ4回線でシミュレーションしてみた | shimajiro@mobiler
ただし、上記のシミュレーションが終わった後に再検討しているのが『ドコモのデータ通信プランの代わりに、WiMAXやドコモのMVNOのデータ通信サービスを利用する』という使い方で、この場合は新料金プランにおける『パケットパック』には申込することなく、音声通話の定額サービス『カケホーダイ』のみを利用することになる。
新料金の『パケットパック』でネックになるのは『シェアパック』の定額料の最低金額が高いことで、家族向けのプランで最も安い『シェアパック10』でも、定額料が9,500円(税抜)となっており、パケットをわけあう家族の回線が少ない場合、どうしても割高になってしまう。
更に、新料金プランでパケット通信量をシェアする前提で利用を開始すると、その後のプラン変更などを行う場合に、パケット通信量をシェアしている家族全員の同意が必要となるので、自分一人の都合でプラン変更を行ったり、何らかの事情によってデータ通信量を増やすことが難しくなる。というのも、料金以外で想定できるデメリット。
そんなわけで、新料金プランは音声通話定額の『カケホーダイ』だけを利用して、パケット通信については、ドコモのMVNOが提供するデータ通信専用サービスや、通信速度制限のないWiMAXを利用することで、通信料を抑える方向も含めて検討中。
ドコモのMVNOでは、OCN モバイル ONEが提供するプランが2GB/月で月額1,450円(税抜)で提供されており、SIMカードの追加については『容量シェアSIM』の追加が月額450円(税抜)で行えるため、データ通信専用SIMの追加についてはドコモの『パケあえる』と比較して、SIMカード追加の費用&月額費用が割安と言える。
※『OCN モバイル ONE』はデータ通信専用サービスのため、音声通話サービスは利用不可。
一方で、ドコモの新料金プランは『シェアグループ』内の子回線で余った月々サポートを、親回線に適用することが可能。具体的にはデータ通信プランで契約中の回線の月々サポートが、データ通信の月額料金 + シェアオプションの料金の合計である1,700円/月を上回る場合などに、子回線で余った月々サポートを、親回線の通信料割引に使える。
関連エントリ:ドコモ新料金プラン『パケあえる』は子回線で余った月々サポートを親回線の割引に適用可能 | shimajiro@mobiler
ただ、『子回線で余った月々サポートを親回線の通信料割引に充当することで、通信料を下げる』という前提で新料金プランに移行するのは、プラン変更後に機種変更をしたいと思った場合などに手間が大きくなりそうで、なんとなく気がすすまない。
※頻繁に機種変更などを行わなければそれほど手間はかからない。という点は理解できるのだけれど、これは気持ちの問題が大きい。
もう一つの案として考えているのは、ドコモのデータ通信回線の代わりにWiMAX回線を使うことで、通信量制限を気にすることなくモバイルでデータ通信を行うことができる点が大きなメリット。デメリットとしてはドコモ回線よりも通信速度が遅いことがあるほか、通信可能なエリアが狭い&電波が弱いエリアが多いなど、使い勝手の部分で妥協せざるを得ない点はあるけれども『モバイルでも通信速度制限を心配せずに使える』というWiMAXサービスの特長は、外出先や出張先など、自宅以外での作業が多くなる場合は心強い。
モバイルWi-Fiルータを運用する上でネックになるのは、モバイルWi-Fiルータを持ち運び、バッテリの残量に気をつける必要がある。など、スマートフォン単体運用よりもどうしても複雑になってしまう点はあるけれど、初代WiMAXサービス対応端末は、端末サイズの小型化やバッテリの持ちなどの面では満足度が高い。通信速度についても、WiMAXユーザは少し前から減少していることや、後継となるWiMAX 2+サービスへの移行が進んでいることから、今後劇的に通信速度が遅くなる。ということは考えにくい。
ドコモ新料金プランの『カケホーダイ』は魅力的ではあるものの、パケット通信についてはドコモの『パケットパック』を契約せずに、別の方法での利用を含めて、もう少し検討を続けようかなと。