海外利用はSIMロックを解除したドコモ端末よりもSIMフリースマートフォンの方が便利

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海外で利用するためのスマートフォンやモバイルWi-Fiルータとして、国内で販売されているドコモ端末をSIMロック解除したものと、海外で販売されいてるSIMフリーのスマートフォン・モバイルWi-Fiルータの両方を併用しているけれど、ドコモが販売しているスマートフォン・モバイルWi-FiルータをSIMロック解除して使うよりも、海外では海外のSIMフリー版を利用する方が便利。と思う機会が増えてきた。

具体的には、

・ドコモのスマートフォンはSIMロックを解除しても海外SIMでテザリングができない機種がある。
・SIMロック解除したドコモのスマートフォン&モバイルWi-Fiルータは、海外SIMで使用時にAPN設定を手動で行う必要があるものが多く、設定に多少手間がかかる。
・ドコモ端末は、国内のネットワークでの利用に最適化されており、海外では非対応の周波数帯がある。
・ドコモのモバイルWi-FiルータはSIMロックを解除しても海外でLTEが利用できない(今の所、LTEの利用が確認できていない)

というあたりで、『ドコモ端末をSIMロック解除して海外で使えるのが便利』という第一段階から、『SIMロック解除して海外で使えるのはアタリマエ』を前提に考えると、ドコモ端末をSIMロック解除して使うのが、SIMフリー端末を使うのと比べて不便な点が目立ってきた。という感じ。

とは言え、国内キャリアの販売する端末としては最も多くSIMロック解除に対応しているのはドコモであり、ドコモ以外のキャリアの販売する端末については基本的にSIMロックを解除できるあるいはSIMフリーの機種が極めて少ない。
※対応する周波数については、利用する国やキャリアに最適化するのは当然ではあるのでこれは『ドコモが悪い』というよりは、突き詰めて言ってしまえば『利用する国に最適化された端末を使うのがベスト』という話ではある。

普段、日本国内で利用している端末がドコモ端末であることを前提にすると、ドコモ端末をSIMロック解除して使うのは『普段使っている端末がそのまま海外でも、低コスト(国際ローミングと比べて)使える』という点で、強烈なメリットがあった上に、3Gが主流だった時代は多少乱暴に言ってしまえば2100MHz帯さえ使えれば、致命的に困ることはほとんど無かったので『ドコモ端末をSIMロック解除して海外で使う』という使い方が(今と比べて)不便を感じることなく利用することができていたように思う。

現在では、外国人旅行者でも利用可能なプリペイドSIMでもLTEが利用可能な国や地域が増えているものの、ドコモがメインにしている周波数(2100MHz帯/Band 1)を使ってLTEを提供している国や事業者は3Gと比べれば少ない上に、ドコモを含めた国内キャリアが使用していない通信方式や周波帯を使っている事業者も多い。
※これも『日本だけがオカシイ』であったり『ドコモだけが特殊』と言いたいのではなくて、単純に国や事業者毎に利用する通信方式などが異なっている。というだけの話ではある。

ドコモ端末をSIMロック解除して使うことが『以前よりも不便になっている』とまでは思わないまでも、海外のサービスやネットワークへの対応を考えた場合、ドコモ端末をSIMロック解除して使うよりも、現地での利用に最適化されている端末を購入して使う方が、現地のネットワークへの最適化されている、または利用可能なエリアが広かったり速度が速かったりという面で便利。ということを感じる機会が増えてきたというのが正直なところ。

ただし、訪問する国毎に現地の利用に最適化されたスマートフォンを毎回購入するのはコストが高くなり非現実的なので、妥当な落とし所としては

・SIMロック解除したドコモ端末を使い、一部のネットワークを使えないことを受け入れる
・滞在先のネットワークに最適化されたモバイルWi-Fiルータなどをレンタルする
・海外で使われることの多い周波数帯やネットワークに対応した端末を買う(国毎にでは無く)

というあたりに落ち着くのかなと思う。

ドコモがSIMロック解除に対応する前に比べれば、SIMロック解除対応機種を購入するためのハードルはうんと下がったし、AppleのiPhoneなどメーカーが独自で販売を行ったり、あるいはMVNOキャリアと連携しての販売など、SIMフリー端末の選択肢は増えているけれど、『SIMフリーだからと言って万能』というわけにはいかないのが悩ましいところ。

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