日本通信は、LTE対応のモバイルWi-Fiルータ『b-mobile4G WiFi3』と、月間7GBまでのデータ通信が利用可能なSIMカードをセットで『b-mobile4G WiFi3 7GB 割賦パッケージ』として、9月12日より販売開始することを発表。
モバイルWi-Fiルータ『b-mobile4G WiFi3』の本体代は約25,600円で、通信料金は月額約2,400円(共に税込)となり、本体代を割賦支払(24回払い)することで、セットで月額3,475円となる。
日本通信のプレスリリースは以下より。
日本通信、世界最高パフォーマンスのモバイルWiFiルーターを新発売
■『b-mobile 4G WiFi3 7GB 割賦パッケージ』の料金詳細
b-mobile 4G WiFi3端末代金:1,067円
通信料金:2,408円 ※『1年継続割引』適用後料金
————————–
合計料金:3,475円(税込)
通信料金は、通常3,218円のプランから『1年継続オプション』に加入することで、月額810円の割引が適用され、割引後の通信料は月額2,408円となる。
割引適用後の通信料が月額で約2,400円で7GBまでの高速通信が利用可能であることを考えれば、それなりにコストパフォーマンスは高いサービスと言えるけれど、気になるのは日本通信の実効速度で、スペック上の通信速度に制限が無くても、実際の実効速度はドコモやその他のMVNOと比べて遅くなるケースもあるので、その点には注意が必要。
MMD総研の行ったユーザ調査(2014年2月実施)では、MVNO各社のサービスに関する満足度調査で、日本通信のサービス利用者の通信速度に対する満足度が、他社と比べて約20ポイント以上も低い結果となっており、通信速度については他社MVNOよりも満足度が低い結果となっている。
■通信速度に関する満足度
OCN:61.2%
IIJ:62.8%
BIGLOBE:58%
日本通信:38.4%
情報元:低価格SIMカード利用者の満足度調査 – MMD総研
日本通信のプレスリリースには『世界最高パフォーマンス』とされているものの、個人的にはb-mobile 4G WiFi3のスペックや、日本通信の実効速度への満足度を考慮すると、モバイルWi-Fiルータの端末代を一括払いではなく分割払いで支払したい方で、通信速度についてはそれほど気にしない。という方向けかなと思う。
b-mobile 4G WiFi3は、SIMフリー仕様ではあるものの、LTEの1800MHz帯(Band 3)に非対応となっているので、国内利用で考えるとドコモの下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsに非対応、海外利用で考えるとLTEのBand 3のエリアではLTEが繋がらないので、その点はイマイチ。
同周波数帯に対応するSIMフリーのモバイルWi-Fiルータでは、9月20日より販売予定のHuawei E5377が実売価格約17,000円となっており、b-mobile 4G WiFi3よりも安く購入可能。
HUAWEI 【SIMフリー】Wi-Fiモバイルルータ(LTE Cat4・標準SIM対応) E5377s-32
HUAWEI |