『SIMフリー版iPhoneにはパケット定額が適用されない?』騒動で思うこと

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SIMフリーiPhoneは各キャリアの動作保証外となり、正常に動作しない場合や、パケット定額が適用されない可能性がある

という趣旨の情報が話題になっている。

新型となるiPhone 6/6 Plusに関しては、これ以外にもいくつかの噂があり、一部のユーザが混乱する状況となっていた。

・au版iPhoneはSIMフリー仕様で販売される
⇒auを含めて、全てのキャリアでSIMロック仕様で販売へ/Apple StoreはSIMフリー版を販売

・SIMフリー版 + キャリアSIMは利用できない
⇒従来通り『動作保証対象外』とはなるものの、auは基本的にフル機能が使えると会見でコメント

発売前の新製品については、情報が錯綜することである程度の混乱を生むのは仕方が無いかなと思うけれど、キャリア側のSIMフリーモデルに対する動作保証などについては、SIMフリー版iPhone 6シリーズの以前と全く変わっておらず、必要な要件を満たせばSIMカードの発行などは受付するものの『動作保証外』となっている。

このため、SIMフリー版のiPhoneで利用時に通信がパケット定額の対象外となる場合がある。と各キャリアのカスタマサポートなどで案内されるのは、実際にはSIMフリー版のiPhoneでパケット定額が適用できたとしても、自社で販売して動作確認を行っている端末でない以上は『通信料について定額適用される保証は無い』としか回答できない。というのが基本的な対応になると思う。

実際に『動作保証外』の組み合わせにあたるApple製品 + SIMカードの組み合わせでは、過去にいくつかのトラブルが発生したことがある。代表的なものとしては、

(1)SIMフリーのiPhone 5をiOSの特定のバージョン(6.x)で使うと、ドコモおよびそのMVNOでLTEが使えなくなる
(2)iPhone/iPadで、特定のキャリアアップデート(ドコモ16.2)を適用するとテザリングが使えなくなる
(3)iPhone/iPadをiOS 8にすると、auのMVNO『mineo』で通信が利用できなくなる

このように『動作保証外』である端末 + SIMカードの組み合わせ(特にApple製品)では、従来バージョンでは利用できていた機能(LTE通信やテザリング)が、OSや設定情報などのバージョンアップによって利用できなくなる例はあった。

とはいえ、SIMフリーのiPhone + キャリアのSIMカードでパケット通信料が定額適用されなかった。という経験は個人的には無いし、この点についてはiPhone 6/6 Plusでも基本的に同様であると考えている。
※必要になる設定内容や契約内容を間違えることがなければ。という点は前提。

ただし、ソフトバンクモバイルはiPhone 6/6 Plus向けにSIMカードを、iPhone 5s/5cまでのものと変更することを『アメリカ放題』のサービス発表会見でコメントしており、iPhone 6/6 Plusをソフトバンクのネットワークで利用する際は、6/6 Plus用のSIMカードを使った方がベターとは言えそう。
※ソフトバンクモバイルのiPhone 5などのSIMカードをiPhone 6シリーズで使っても、パケット通信料の定額適用などは問題無く適用されるものとは思う。(本来キャリアの想定する組み合わせではないので、やはり自己責任となる点は注意)

そんなわけで、自社端末として販売されていない端末については、従来通り『必要条件を満たせばSIMカード発行は受け付けるものの、パケット定額が保証されるかなどは保証できない』というのが、SIMフリーiPhoneに対する基本的なスタンスになるのかなと思うので、そのあたりがどうしても心配。ということであれば、各キャリアのサポートを受けることができる、キャリア版のiPhoneをキャリア回線で使う。という選択が無難かと思う。