年末年始のピークシーズンが終わり、LCCの航空券が直近日程でも安く購入可能となっているので、価格例や各社の動向のご紹介。
ジェットスター:成田発の早朝便がかなり安い
日本国内線のLCCでは最も便数の多いのがジェットスターで、成田 〜 札幌や成田 〜 札幌など、1日に多数の便を飛ばしている路線については、成田発の早朝便が直前でも底値に近い価格で購入可能なことが多い。
例えば、1月6日(火)の18:30頃の検索結果は以下。
■翌日の成田 〜 札幌が片道4,390円
■翌日の成田 〜 福岡が片道5,990円
便数の多い路線については直前の予約でも割安になることが多いジェットスターだけれど、運航している便数が多くない場合はそれほど安く無いケースもある。
例えば、1往復/1日となっている成田 〜 鹿児島については、同じ条件で検索しても航空運賃がやや高め。
※成田発の早朝便の設定がないから。というのも理由として言えるかも。
■翌日の成田 〜 鹿児島が片道9,390円
そんなわけで、ジェットスターが就航している国内線で、成田発の早朝便が設定されている路線については、直近でも比較的安価で購入可能なことが多く、個人的にも直近に購入する機会が増えている(特に国内線は)
ジェットスター・ジャパンについては拠点としている成田空港から就航地も多いのと、スマートフォン向けのアプリが充実しているので、ふとした瞬間にスマートフォンで航空券価格を検索するのもカンタン。
ジェットスターのWebサイトは以下より。
航空券 予約・購入・運賃案内|Jetstar – ジェットスター
ジェットスターのAndroid向けアプリは以下より。
バニラエア:空席次第で直前でも割安
バニラエアは、就航中の国内線は成田 〜 札幌、成田 〜 奄美大島、成田 〜 那覇の3路線のみとなっており、選択肢はそれほど多く無いものの、空席次第では直前でも航空券が割安になっている。
■バニラエア:成田 〜 奄美大島が片道5,500円
バニラエアのWebサイトは以下より。
【公式】バニラエア (Vanilla Air) – 国内 海外 レジャー・リゾート路線のLCC 格安航空券の検索・予約
春秋航空日本:就航路線数は少ないけど航空券は直前でも割安
国内線では成田 〜 佐賀/高松/広島の3路線に就航している『春秋航空日本』も、ジェットスター・ジャパンのように直近日程でも安く航空券を購入可能。
頻繁に『片道737円セール』の対象路線となっている(=苦戦している)成田 〜 佐賀線については、1往復/1便と便数は多くないにも関わらず、翌日の便が片道5,700円にて購入可能だった。
■春秋航空日本:成田 〜 佐賀の翌日便が片道5,700円
春秋航空日本のWebサイトは以下より。
Spring Japan 春秋航空日本公式サイト
香港エクスプレス:セール中は直近でも激安に
香港を拠点にするLCC『香港エクスプレス』も、直近日程でも激安の航空券が販売されることがある。
例えば、羽田 〜 香港便では2日後の羽田 ⇒ 香港が片道3,940円で販売されており、直近日程でも空席状況によっては(?)セール価格の底値で販売されることがある。
関連エントリ:香港エクスプレス:日本各地 〜 香港が対象のセール開催!成田 〜 香港は片道2,690円、その他路線も4,000円以下に | shimajiro@mobiler
■香港エクスプレス:羽田 ⇒ 香港が片道3,940円
香港エクスプレスの運賃には空港使用料などが含まれていないので、空港使用料などを含めると片道の支払総額は約6,500円程度になる(羽田発、香港行きの場合)
大阪 ⇒ 香港についても同様にセール対象となっており、予約日の翌日便が片道3,490円で購入可能なほか、検索時点で約2時間後の便についても片道6,440円にて販売されている。
■香港エクスプレス:大阪(関空) ⇒ 香港が片道3,940円
値段だけで比べると、夜行バスで東京 〜 大阪に行くのに近い価格帯で、大阪 〜 香港の片道航空券が当日購入可能。というのはかなりインパクトがある。
※もちろん、香港エクスプレスの価格はセール価格なので、常にこの価格で購入できる。というのは真実ではないけれど…。
香港エクスプレスのWebサイトは以下より。
HK Express | Hong Kong Low Cost Carrier
Scoot:成田 〜 台北が片道10,500円など
シンガポールを拠点にするLCC『Scoot』は、日本線は成田 〜 シンガポール(台北経由)のみとなっており、選択肢は非常に少ないものの、成田 〜 台北線については直前でも比較的安い価格で購入可能なことが多く、直近日程でも成田 〜 台北の航空券を安く購入できる。
例えば、成田 〜 台北を直近1週間以内に出発する航空券は片道10,500円にて購入可能。(燃油サーチャージなし。諸税別。)
■Scoot:成田 〜 台北が片道10,500円から
ちなみに、Scootの就航する成田 〜 台北間にはバニラエアも就航(3往復/日)しており、価格そのものはバニラエアの方が割安になることもある。
■バニラエア:成田 〜 台北が片道7,000円
ScootのWebサイトは以下より。
Low Cost, Long Haul Airline with Unique Attitude | FlyScoot.com!
Peach:『ハッピーピーチ』の予約は1日前00:00まで
Peachの場合、直前に購入するとそれほど航空券代が安く無い。(LCC他社と比較して)
と言うのも、Peachの運賃種別の中で最も安い『ハッピーピーチ』は、搭乗便の1日前の00:00まで(時間は出発地の時刻)となっているので、ハッピーピーチの運賃で購入可能なのは『翌々日分以降のフライト』となる。
※ハッピーピーチの購入可能期限は、以前と比べると直前でも購入可能にはなっている。
■Peach:大阪 〜 松山が片道7,090円(翌日分はハッピーピーチでの購入不可)
Peachは『ハッピーピーチ』と『ハッピーピーチプラス』で運賃体系を別途定めているため、直前に航空券を購入する場合(ハッピーピーチで予約できない場合)、他のLCCと比べると割安感が薄い。
PeachのWebサイトは以下より。
【公式】Peach|日本初の本格的LCC
そんなわけで、LCCの航空券は『直前でもいつでも安い』というのは真実ではないけれど、オフシーズンであったり平日の早朝便であれば路線によって安く購入可能。というのは事実ではあるので、どの会社のどの路線の価格が直前でも安いか?は何となく把握しておくことをオススメ。
LCCの国内線については、受託手荷物無し&Webチェックインでの利用がカンタンかつ、時間を有効に活用できてオススメなので最後にご紹介まで。
LCC国内線搭乗時は受託手荷物なし&Webチェックインでチェックインがおすすめ | shimajiro@mobiler