2014年度第3四半期(12月末)の携帯電話契約者数が発表されていたので、四半期毎の各社の純増数を集計してみた。
大手3キャリアの携帯電話契約数の集計は以下にて。
携帯電話・PHS契約数|一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)
■大手3キャリアの純増数(2014年度第2、第3四半期)
※ソフトバンクは、グループ会社のワイモバイルの純増数(非公開)を含まない。
上記グラフを見てわかるとおり、2014年度第2&第3四半期はソフトバンクが大手3キャリアの中では連続して最下位になっており、なおかつ他キャリアが純増数を伸ばした第2 ⇒ 第3四半期で唯一純増数が伸びていない。(純増自体はしている)
成熟期に入っている国内携帯電話市場を『純増数』だけで評価してもあまり意味は無いし、従来は1カ月ごとに発表されていた携帯電話契約数が四半期毎の発表となったことからも、純増数そのものはそれほど重要な指標ではないけれど、かつて盛んに『純増No.1』を謳っていたソフトバンクが、四半期別では純増数が大手キャリアの中で最下位となっているのは勢いの陰りを感じるところ。
直近の四半期と同様に、2014年の年間の純増数比較でもドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの順で純増数が多い。という集計となっている。
■2014年(1月 〜 12月)の純増数集計
※ソフトバンクは、グループ会社のワイモバイルの純増数(非公開)を含まない。
ただし、2014年の年間でドコモが純増No.1となったのは、ドコモのMVNO各社の契約数がドコモに含まれており、その割合が多いと言われており、決してドコモ本体が他社と比べて勢いがある。ということではない。