韓国の「都心空港ターミナル」(江南都心空港ターミナル)にてチェックイン手続が行えるインタウンチェックインを試してみたので、使い方とメリットなどのメモ。
※以下、特に注意書きが無い場合は江南の都心空港ターミナルを「都心空港ターミナル」と記載。
■利用したフライト情報
航空会社:アシアナ航空
便名:OZ便1065便
区間:ソウル(金浦) → 東京(羽田)
定刻:ソウル(金浦) 19:50発 → 東京(羽田) 21:55着
「都心空港ターミナル」の最寄り駅は地下鉄2号線の三成(サムソン)駅。駅を降りたら6番出口方面に約5分ほどで都心空港ターミナルが見える。(場所はやや解りにくいので、案内表示などに注意して進むことをオススメ)
■都心空港ターミナルへの看板(三成駅から)
■手間に見えるのがCOEX、奥に見えるのが都心空港ターミナル
搭乗する航空会社のチェックインカウンターを見つけたら、空港でチェックインするのと同様にパスポートなど必要書類を提示してチェックインする。
■通常の空港カウンターと同様にチェックイン
預け入れ荷物がある場合はこの段階で預け入れする事ができるので、滞在最終日を手荷物だけで動ける。今回インタウンチェックインを利用したのもこれが理由で、都心空港ターミナルでチェックインを済ませてからはCOEXで行われる展示会の参加&市内の観光を身軽に行うことができた。
通常であれば、いったん荷物をホテルかロッカーに預けておいて、改めて荷物をピックアップしてから空港に向かう必要があったけれど、都心空港ターミナルにて荷物を預けることができたのが非常に便利だった。
■チェックイン時に荷物預け入れ可能
インタウンチェックインの締め切り時刻は出発時間の3時間10分前までで、開始時刻については特に規定が見つからないので、当日便であればかなり早い時間帯でも対応可能なのではと思う。実際に、19:50発のフライトのインタウンチェックインを10:00頃に済ませても何ら問題は無かった。
都心空港ターミナル内にはチェックインカウンターの他に出国審査場があり、出国審査を済ませることができる。
■都心空港ターミナルにある出国審査場
都心空港ターミナルの出国審査場は、場合によっては混雑することもあるのかもしれないけれど、今回は待ち時間ゼロで出国審査を終えることができた。都心空港ターミナルに到着してから出国審査を完了するまでの時間は約10分で、空港で手続きするのと比べると必要時間が短くなることが多いかと思う。
この段階でチェックインが終わり、荷物の預け入れも終わっているので、空港に到着するのは搭乗開始時刻の約10分ほど前でも問題なさそう。
※空港でチェックインなどの手続きが不要になるので。
インタウンチェックインをした際に、受託荷物の引換証のようなものを引き渡しされ、空港で改めて荷物の確認を受けるように指示されたので、チェックインカウンターが空いている時間に空港に到着。これはおそらく、預け入れできない類の荷物などが入っていた場合の措置と思う。
→都心空港ターミナルでチェックインした際は、『出発時間の1時間前までに空港で荷物の再チェックを行うように。』と言われたけれど、荷物再チェックに関しては空港カウンターでチェックイン受付中は対応可能なので、金浦航空のアシアナ航空便については出発時刻の40分前まで対応可能。
■インタウンチェックインのメリット
1.滞在最終日に手荷物だけで動ける(荷物を預ける場合)
2.空港よりもチェックインおよび出国審査の待ち時間が短い(おそらく平均的に)
3.空港到着後の手続に必要な時間が大幅に短くなる
なお、ソウルの都心空港ターミナルのインタウンチェックインは、特定の空港列車の利用などが条件にはなっていないので、電車でもバスでもタクシーでも好きな手段で空港へ移動できる。
※ソウル駅併設の都心空港ターミナルでは、空港アクセスの専用列車であるA’REX利用者向けのサービスとなっているのと比べると、江南の都心空港ターミナルの方が自由度が高い。(こちらの都心空港ターミナルにも、空港行きのバスは運行されている)
なお、都心空港ターミナルにてチェックイン手続が可能な航空会社は以下。
・大韓航空
・アシアナ航空
・チェジュ航空
・MIATモンゴル航空
・タイ航空
・日本航空
・シンガポール航空
・カタール航空
・KLMオランダ航空
・デルタ航空
・ユナイテッド航空
・エアーカナダ航空
・フィリピン航空
・中国東方航空
・上海航空
・中国南方航空
同様のインタウンチェックインは香港でも提供されており、こちらはLCCの「香港エクスプレス」も対応。実際に利用した際のレポートは以下にて。
空港外でチェックインできる香港エクスプレスの『インタウン・チェックイン』サービスを試してみた | shimajiro@mobiler