香港国際空港は、2月16日より新コンコース、ミッドフィールド・コンコースを運用開始。新コンコースの運用開始に伴い、LCC各社は搭乗口までの所要時間の目安を発表、乗客に対して飛行機に乗り遅れることが内容に注意を促している。
バニラエアのWebサイトでの香港国際空港のガイドは以下。
■バニラエア:香港国際空港ガイド
掲載元:香港国際空港|空港カウンター・アクセス | バニラエア Vanilla Air
ターミナルから各搭乗口への所要時間が解りやすく記載されているものの、この所要時間には荷物検査や出国審査に係る時間は省略されている点に注意。バニラエアでは、チェックインカウンターから搭乗口までの所要時間を「20から30分ほどかかる場合がある」としている。
搭乗口501〜510: 搭乗口はノースサテライトにありますので、バスでのご移動が必要となります。ターミナル1の4Fシャトルバスのりばへお越しください。
搭乗口201〜219: 搭乗口はミッドフィールドにありますので、シャトルトレインでのご移動が必要となります。ターミナル2でシャトルトレインにご乗車し、ミッドフィールドで降車してください。チェックインカウンターから各ご搭乗口へは、20〜30分ほどかかる場合がございますので、余裕を持ってお早めにご到着ください。
ジェットスター・ジャパンのお知らせは以下。ジェットスター・ジャパンでは、搭乗手続を行うカウンターから出発ゲートまでの目安時間を30分程度と案内している。
香港国際空港の拡張に伴い、同空港発のジェットスター・ジャパンの運航便は、2月23日(火)以降 ミッドフィールド・コンコース より出発します。第2ターミナルの搭乗手続きカウンターから、保安検査、出国審査通過を経て、搭乗ゲートまでは空港内シャトルを使用しても30分程度かかります。
関空を本拠地とするピーチでは、35分から45分以上時間がかかると、ここで紹介している3社の中では最も所要時間を長く見積もりしている
■Peach:香港国際空港新コンコースの供用開始について
各社の目安時間に、保安検査で順番待ちの時間や、出国審査での順番待ちの時間がどの程度見込まれているのかは不明ながら、最も短い目安でも20分、最も長い目安では45分以上の時間が必要になる。とされており、チェックインカウンターからゲートまでの所要時間が長いのは間違い無い模様。
実際に、香港空港内にある「ノースサテライト」(501 – 510番ゲート)を利用した経験からすると、チェックインカウンターから各ゲートまでは「めちゃめちゃ遠い」という印象で、過去に書いた香港エクスプレスの搭乗記では「チェックインカウンターからの所要時間は30分程度で、ほぼ短縮不能」という旨の記載があった。
香港エクスプレス UO 622便 香港 ⇒ 羽田 搭乗記 | shimajiro@mobiler
この日の搭乗口は503番。ターミナル2にある香港エクスプレスのチェックインカウンターからの移動には、ターミナル移動のシャトルに乗った上、更にゲートまでバスで移動する必要があり、所要時間は30分程度かかることがあるので、早めに搭乗口付近に移動しておくことをオススメ。(503ゲート付近にはスターバックスがある)
この区間の移動は徒歩はそれほど長く無く、シャトルなりバスなりで移動している時間が長いので、徒歩区間を走ってもあまり短縮することが出来ないのも注意した方が良さそう。
チェックインカウンターからゲートまでの所要時間を短縮するための方法として考えられるのは、出入国の自動化ゲートが使える「e道」(e-channel)に登録(直近1年間で香港空港から3回以上香港に入国していることが条件となる)をするほか、香港エクスプレス利用時で預入荷物がないケースであれば、Webチェックインを行った状態で第一ターミナルから搭乗口へ移動する方法が考えられるものの、どちらの方法も「いつでも・だれでも適用できる」方法ではない。
関連エントリ:香港エクスプレス:香港出発便はWebチェックイン可能 – 機内荷物だけなら直接検査場へ向かえる | shimajiro@mobiler
そんなわけで、香港国際空港出発便を利用する場合は、ゲートまでの移動時間にご注意を。