中華電信が4G LTEに2600MHz帯を追加、3波CAで下り最大337.5Mbpsに – 台北市内の通信品質改善を実感

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台湾の通信事業者「中華電信」は、提供中の4G LTEサービスに2016年3月下旬よりFDD-LTE方式の2600MHz帯(B7)を追加。

追加された周波数の帯域幅は20MHz幅で、2600MHz帯に単独で接続した状態では下り最大150Mbpsに、一部機種で対応している3波CAで接続時は下り最大337.5Mbpsで利用可能となる。

4G LTEで利用できる周波数帯が追加されたことにより、理論値での下り通信速度が高速化されただけでなく、3波CA非対応機種で利用時も、通信品質が改善されているのが実感できた。

具体的には、以前はデータ通信品質が低くなる(データ通信が切断されることがある、データが流れない)ことが多かった台北市内での中華電信の4G LTEが、2600MHz帯の追加後はストレス無く利用することができるようになった。

ただし、キャリアアアグリゲーション非対応機種での利用時(B7には対応)には、キャリアアグリゲーション対応機種と比べてデータ通信に時間を要する印象があり、キャリアアグリゲーション対応機種で利用した方がベターであることは言うまでも無い。
※台北滞在中に使ったのは台湾向けに販売されたGalaxy Note5(N9208)

■中華電信 4G LTEサービスを「大4G」ブランドで展開
中華電信:4G LTEサービスを「大4G」とアピール

■2波CA対応機種(左)と3波CA対応機種でスピードテスト
2波CA対応機種と3波CA対応機種でスピードテスト
左:Galaxy Note5 → 下り最大225Mbps (中華電信で使用時)
右:Galaxy S7 → 下り最大337.5Mbps (中華電信で使用時)

中華電信のプリペイドSIMカードは、桃園空港以外にも台北松山空港・台中空港・高雄空港など多くの空港で入手できるため、台北以外から台湾に入国する場合でもカンタンに入手できる。
関連エントリ:中華電信、4G LTE容量無制限のプリペイドSIMカードを空港限定で販売開始!5日間300台湾ドルなど | shimajiro@mobiler

なお、台湾の通信事業者では台湾之星も2600MHz帯(B7)を提供開始。同周波数帯を利用する台湾の通信事業者が増えている。
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