Opera Software ASAは、デスクトップ向けOperaのデベロッパーバージョンにVPN機能を内蔵したことを発表。Operaに内蔵されるVPN機能の料金は無料、月間のデータ通信量などについても制限は無い。
Operaのプレスリリース(英語)は以下にて。
Opera adds a free built-in VPN to its desktop browser, first among major browsers | Opera
Operaは、メジャーなデスクトップブラウザでVPN機能を内蔵するのはOperaが初、第三者の提供するプラグインの追加インストール無しで利用できるため、他社ブラウザでVPNを使うよりも手軽であるとしている。
■OperaデベロッパーバージョンにてVPNが利用可能に
[設定方法]
設定 > プライバシーとセキュリティ > VPN > Enable VPNにチェックを入れる
■OperaデベロッパーバージョンにVPNをバンドル
※アクセス元のロケーションはアメリカ合衆国、ドイツ、カナダから選択可能。
なお、日本(東京)にてOperaのVPNを有効にしてアクセスしてみたところ、アクセス元のホスト名は*******.opera-mini.netとなった。Opera Miniで使用しているプロキシサーバを、Operaデスクトップ向けのVPN接続にも利用している模様。
個人的に気になるのは、中国大陸にて利用した際にFacebook/Twitter/Googleなど各種インターネットサービスが利用できるようになるのか?という点だけれど、Operaが提供しているOpera MaxやOpera Miniなどを中国国内でも利用しても、これらのサービスが利用できるようになるわけではない。という点から推測すると、過度な期待は禁物。
Operaデベロッパーバージョンのダウンロードは以下にて。
ウェブ開発者 | Opera
なお、Operaは2016年2月に奇虎360などの中国企業から買収オファーを受けたことを明らかにしている。
関連エントリ:Opera、奇虎360などの中国企業から12億ドルの買収オファーを受ける – 取締役会は買収承認の方針 | shimajiro@mobiler