SIMロック解除したドコモのGalaxy S7 edge SC-02Hを、台湾の通信事業者「台灣大哥大」(台湾モバイル)にて使用してみた。
■SIMロックを解除したGalaxy S7 edgeを台湾モバイルで使う
台湾モバイルのプリペイドSIMカードは、従来より契約を維持しているカードがあったので、そちらをオンラインでトップアップして4G LTEの使い放題プランを台湾に到着する前に購入しておいた。
桃園空港内にある台湾モバイルのカウンターにてプリペイドSIMカードを購入することができるので、台湾を初めて訪問する方や、過去に使っていたプリペイドSIMカードの有効期限が切れてしまった方は、カウンターにてプリペイドSIMカードの購入を。
■台湾モバイルのプリペイドSIMを販売するカウンター(桃園空港 第二ターミナル)
■台灣大哥大:空港で購入できるインターネット使い放題プラン
ドコモのGalaxy S7 edgeを台湾モバイルのプリペイドSIMで使う場合、APN設定が必要となる。台湾モバイルのAPN設定内容は以下。
■台湾モバイル APN設定
APN:internet
ユーザ名:なし
パスワード:なし
上記のAPN設定を完了させると、すぐにインターネット接続が利用可能となる。
2016年9月現在、台湾モバイルが4G LTE向けに使用している周波数は1800MHz帯(B3)と、700MHz帯(B28)の二つで、Galaxy S7 edgeはこの両方をサポートしているため、台北市内に滞在中は常時4G LTEでのデータ通信が可能だった。
台湾モバイルは、キャリアアグリゲーションによって下り最大225Mbpsのサービスを提供しており、プリペイドSIMでも下り最大225Mbps対応サービスを利用可能。ただし、Galaxy S7 edgeに関してはB3とB28のキャリアアグリゲーションの組み合わせに非対応となっているようで、台北滞在中にキャリアアグリゲーションが有効になることが無かった。それでも、通信状態が良ければ下り通信速度が100Mbpsを超えることもあるなど、通信品質には概ね満足。
■通信状態が良ければ下り100Mbps越えも
また、Galaxy S7 edgeでのテザリングに関しても問題無く利用することができたので、Galaxy S7 edgeでテザリングを有効にして、PCや他のスマートフォンから接続するための回線として大いに役立った。
■Galaxy S7 edge + 台湾モバイル:テザリングもok
ドコモの販売する機種では、従来は「テザリングはドコモのSIMカードでのみ動作する」という挙動になっていたものの、SIMロックを解除して海外SIMを入れて使う場合はテザリングが利用可能な機種が増えているほか、Galaxy S7 edgeでは国内MVNOのSIMカードを利用してのテザリングも可能になっている。
国内MVNOのSIMカードを使ったテザリングに関しては、ケータイWatchに記事が掲載されているのでご紹介まで。