台湾向けの4G LTE対応モバイルWi-Fiルータをレンタルしてみた

スポンサーリンク
本Blogのエントリには、アフィリエイト広告が含まれています。

台湾の4G LTEに対応するモバイルWi-Fiルータをレンタルしてみたので使い勝手のレポート。

今回モバイルWi-FiルータをレンタルしたのはグローバルWiFi。

グローバルWiFiを選んだ理由は、台湾向けに4G LTE対応端末をレンタルしている業者が他に無かったからで、8月30日時点ではグローバルWiFiが唯一台湾向けに4G LTE対応のモバイルWi-Fiルータのレンタルを提供する事業者となっている。

グローバルWiFiの台湾向けサービス紹介は以下より。
台湾で使える海外WiFiレンタル|海外WiFiならグローバルWiFi

モバイルWi-Fiルータのレンタルで手軽なのは、普段使っているスマートフォンやタブレットなどが、現地のモバイルネットワークで利用可能かを気にする必要無く、端末をレンタルすることができる点、いわゆる『パケ死』するリスクが無いことなどで、各社の提供する海外ローミングよりも安く、海外でモバイルインターネットを利用する手段としてオススメできる。

台湾は、首都・台北の玄関口である松山空港、桃園空港のどちらでもプリペイドSIMカードを空港内にある携帯電話キャリアのカウンターにて購入することが可能となっており、カウンターでは英語のほかカンタンな日本語も通じるので、プリペイドSIMカードの入手が非常に用意な国ではある。

そのため、SIMフリーのスマートフォンやモバイルWi-Fiルータなどの端末を持っている場合は、敢えてモバイルWi-Fiルータのレンタルを利用する必要性が低いエリアは言える。実際、桃園空港のプリペイドSIMを販売する各社の空港カウンターは、タイミングによっては非常に混雑する場合もある。

ただし、台湾向けのモバイルWi-Fiルータは3Gであれば700円/日前後と、比較的安価な価格で提供されているので、旅行中もGoogleMapを見たり、ウェブ検索を使って現地情報を調べたり、SNSへの投稿を気軽に行いたい。という場合は非常に心強い通信手段でもある。
※4G LTE対応のモバイルWi-Fiルータは、3G対応のものよりも少々値段が高く設定されている。

4G LTE対応のモバイルWi-Fiルータの使用感に話を戻すと、今回レンタルしたグローバルWiFiが利用するキャリアは台灣大哥大(台湾モバイル)で、端末はZTEのMF910。

■キャリアは台湾モバイル、端末はZTEのMF910
キャリアは台湾モバイル、端末はZTEのMF910

台湾モバイルのLTEサービスは、2014年6月より開始されたばかりで、4G LTE対応エリアにはあまり期待していなかったけれど、対応エリアは想像していたよりもかなり広く、滞在した台北市内は屋外であればほとんどLTEが利用可能、屋内でも電波は弱いながらもLTEが使えるエリアがある。という状態だった。

■桃園空港も4G LTE対応エリアとなっていた
桃園空港も4G LTEが使えた

桃園空港 〜 台北駅までをバスで移動する間も、基本的にほとんどのエリアで4G LTEで接続されていた。

■西門駅付近で4G LTE
西門駅付近で4G LTE

3G接続となるエリアについては、以前と比べると通信速度の低下を感じるものの、それでも極端に通信速度が遅くて実用にならない。と感じることはほとんど無く、3Gでもそれなりに快適に使うことができる(地下鉄などを除く)ということは付け加えておきたい。

4G LTE接続時の通信速度は、下り46Mbpsを超える速度を記録することもあり、電波状態が良ければかなり快適だった。

■通信速度は下り46Mbps超えも
スピードテスト結果

上記の結果は、何度か行ったスピードテストの中でも良い結果であり、常に上記のような速度が得られるわけではないけれど、4G LTE接続中は通信速度面で不満を感じることは無く、ウェブ検索やGoogle Mapの利用、SNSの更新などだけでなく、アプリケーションのダウンロードや、Skypeを使ったビデオ通話なども全く問題無く利用することができた。

台湾では、台灣大哥大が2014年9月1日よりプリペイドSIM向けに4G LTE対応サービスを提供開始することを発表したものの、4G LTE対応のプランには通信容量に制限がある仕様となっており、従来の3G対応のプリペイドSIMで提供されていた『容量無制限』と比べると、大容量の通信を利用する場合には注意して使う必要がある。
関連エントリ:台灣大哥大、4G LTE対応のプリペイドSIMを9月1日より提供開始 – LTEは容量制限あり | shimajiro@mobiler

その点、モバイルWi-Fiルータのレンタルについては、容量制限が設けられていない(容量制限のある国やサービスもある)ので、通信量が多くなる使い方をする場合も安心できるという点がメリット。

デメリットとしては連続通信時間がやや短いことで、6時間 〜 7時間ほど連続通信を行うとバッテリがほぼ無くなってしまうので、連続して使い続ける場合はモバイルバッテリーなど外部電源を用意する必要がある。連続通信時間は、日本国内で販売されているモバイルWi-Fiルータと比べるとやや短いので、普段モバイルWi-Fiルータを使っている感覚で使うと、思いの外はやくバッテリが切れてしまう。ということがあるかも。

掲載している内容は公開時点の情報です。Webサイトやサービスの内容変更などにより、情報が古くなっている場合もありますので、ご注意ください。
スポンサーリンク

運営者をフォローする