鳥取地震、事前契約なし・無料で使える災害時用無料Wi-Fi「00000JAPAN」が提供開始 – 偽アクセスポイントにはご注意を

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KDDIおよびソフトバンクは、平成28年鳥取県中部地震の発生を受けて、鳥取県内の避難所などで災害時用の無料Wi-Fi接続サービス「00000JAPAN」の提供を開始することを発表。

■au FUKUOKA(福岡)で提供される00000JAPANを利用
au FUKUOKA

■提供エリア
・鳥取県内の避難所
→全ての避難所で利用できるかは不明。

■対象SSID
00000JAPAN
先頭は数字のゼロが5つ。

00000JAPANは、大規模災害の発生時に公衆無線LANサービスを提供する各事業者のサービスが無料・事前の契約なしに利用することが可能となるサービスで、携帯電話事業者以外にも、コンビニエンスストアが提供するWi-Fiなどが無料解放される。日本国内では2016年4月に発生した熊本地震で初めて運用を開始された。
関連エントリ:ドコモ・KDDI・ソフトバンクがWi-Fiスポットを無料開放 – SSIDは「00000JAPAN」 | shimajiro@mobiler

KDDIによる00000JAANの提供開始のお知らせは以下。

平成28年鳥取県中部地震における被害への支援について(更新) | 2016年 | KDDI株式会社

また、2016年10月22日より順次、鳥取県内の避難所にて携帯電話の充電サービス提供のほか、設置されたau Wi-Fi(ネットワーク名「00000JAPAN」)を無料開放します。スマートフォンやタブレット、PCなど無線LANに対応した端末をお持ちの場合は、KDDIに限らずどなたでも、無線LAN サービスがご利用いただけます。

ソフトバンクによるお知らせは以下。

(更新)平成28年鳥取県中部地震の影響に伴う支援措置について | ソフトバンク株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ

スマートフォンやタブレット、PCな無線LANに対応する端末をお持ちのお客さまは、ソフトバンクのお客さまに限らずどなたでも、ネットワーク名「00000JAPAN」を選択することで、上記設置場所において無線LANサービスをご利用いただけます。

4月に熊本地震が発生した際には、地震による直接的な被害がほとんど無かった福岡市中心部でも00000JAPANが利用可能となっていたけれど、ソフトバンクのお知らせによると今回の鳥取地震を受けた00000JAPANの提供エリアは各避難所のみとなっている模様。

以下3カ所の避難所で無線LANサービスと携帯電話の充電サービスを提供開始しました。

三朝町総合文化ホール
湯梨浜町ハワイアロハホール
湯梨浜町羽衣会館

一方で注意が必要なのは、00000JAPANを模した偽のアクセスポイントが設置されること。

今のところ、00000JAPANを偽装したアクセスポイントを設置した事による個人情報の取得や、通信内容の傍受といった実害の報告はされていない(少なくとも知る限りでは)ものの、熊本地震の発生タイミングで都内で00000JAPANのSSIDが検出される(正規のサービスではない)などが発生していた。

東京都内で確認できた偽の00000JAPANのアクセスポイントは「サービス提供エリア外」であるという明確な理由によって偽物と判断ができたけれど、サービス提供エリア内で偽のアクセスポイントが運用されているかどうかを判断する方法としては、00000JAPANが運用され得る場所(平時に無線LANサービスが提供されている)で提供されているかどうか程度しか有効な方法が思い浮かばず、例えば避難所で運用される00000JAPANが正規のサービスかどうかを判断するのは難しい点は十分注意する必要がある。

偽の「00000JAPAN」Wi-Fiアクセスポイントに念のため注意 -INTERNET Watch

 仮に攻撃者が「00000JAPAN」というSSIDでAPを開設した場合、端末側のWi-Fi接続リスト画面などに表示される情報だけからは、それが正規か偽か区別することはできないという。そのため、その付近が「00000JAPAN」の正規提供スポットかどうか、アナログ的な方法で判断するしかない模様だ。すなわち、キャリア3社のWi-Fiスポットを「00000JAPAN」として解放している場所であれば、キャリア3社のWi-Fiサービスのステッカーがどこかにあるはずだ。

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