ドコモは、SIMロック解除の受付条件を2017年5月24日から変更することを発表。新ルールによるSIMロック解除受付は、新規に端末を購入する場合に限らず、2015年5月1日以降に発売された機種を購入済みのユーザが対象となっている。
ドコモのWebサイトでのお知らせは以下にて。
ドコモからのお知らせ : SIMロック解除の受付条件を一部変更 | お知らせ | NTTドコモ
ドコモのSIMロック解除受付新ルール
■対象者
2015年5月1日以降に発売された機種
→既に対象機種を購入中の方も、自動的に対象となる
■分割支払時
端末購入日より100日が経過した日よりSIMロック解除が可能に。
→該当回線で過去にSIMロック解除の実績があり、なおかつ前回のSIMロック解除から100日以上が経過している場合は、端末購入日よりSIMロック解除が行える。
■一括支払時
端末購入日よりSIMロック解除が可能に。
→ただし、端末購入サポートを適用して機種購入をしている場合は、端末購入日から100日以内はSIMロック解除を行おうとすると端末購入サポートの解除料発生の対象となる。
SIMロック解除非対応期間の短縮は総務省方針、他社も追従か
ドコモが発表したSIMロック解除非対応期間の短縮は、総務省が定める「モバイルサービスの提供条件・端末に関するガイドライン」の改定を受けての対応。
総務省では、SIMロック解除の非対応期間の短縮を、割賦払いの場合は2017年8月1日以降に、一括払いの場合は同年12月1日までに適用することを通信事業者に求めており、ドコモはかなり前倒しして対応を行っている。
なお、各通信事業者の新ルール対応タイミングに関して、KDDIはシステム開発の遅れを理由として、端末代一括支払い時のSIMロック解除の早期化への対応を2018年2月となる可能性があることを総務省に報告しており、総務省をこれを認めている。
SIMロック解除非対応期間の短縮に関する詳細については、以下エントリにて。
ドコモのSIMロック解除は「実績重視」で即日解除okに
今回、ドコモが発表したSIMロック解除に関する新ルールの内容を見ると、過去にSIMロック解除実績があり、なおかつ最後にSIMロック解除を行ってから一定の期間(100日間)が経過すれば分割支払中であっても即日SIMロック解除に応じる内容となっており、かなり「契約者の支払実績」を重視した対応であるように感じる。