厚生労働省は、新型コロナウイルスの陽性者との接触を通知するアプリ「接触確認アプリ(COCOA)」のFAQを更新。
従来は、スマートフォン上に「COVID-19にさらされた可能性があります」という旨のプッシュ通知が表示された場合でも、COCOAを開いて「陽性者との接触は確認されませんでした。」と表示されれば、アプリ上の表示が正しい(陽性者との接触なしと判断される)と説明していた。
しかしながら、その後該当のFAQを更新し、接触通知が行われているにもかかわらず、COCOAで「陽性者との接触は確認されませんでした。」と表示される場合は、通知内容を確認した上で厚生労働省へメールで問い合わせするように案内している。
■接触確認アプリ(COCOA)に関するQ&A
掲載元:接触確認アプリ利用者向けQ&A|厚生労働省
実際に「COVID-19にさらされた可能性があります」という通知を受け取ったユーザーが指定のメールアドレスに問い合わせたところ「接触があったものとして行動して欲しい」と連絡があったとのこと。
全てのケースでプッシュ通知があった=陽性者との接触があったと判断すべきなのかは不明ながら、COCOAでの「陽性者との接触は確認されませんでした。」という表示は誤りの可能性もあり得るため、「COVID-19にさらされた可能性があります」という旨の通知を受け取った方は、速やかに指定のメールアドレスに連絡をすることをオススメ。(ただし、タイムリーに返事が来るかは不明)
以下、接触確認アプリ(COCOA)で陽性者との接触通知を受け取ったかどうかの確認方法をAndroid/iOS別に紹介。
※以下の項目の「キーの一致」(「キーの提供数」ではない)が1以上だと、陽性者と接触があったと判断される。
Androidスマートフォンの場合
■確認方法
設定→Google→COVID-19の濃厚接触の可能性の通知→一致した値をチェックする
■設定→Google→COVID-19の濃厚接触の可能性の通知
■濃厚接触の可能性確認→「一致した数」を確認
iPhoneの場合(iOS 13.7以降)
■確認方法
設定>接触通知>接触のログ記録の状況>接触チェックの記録>一致したキーの数
■設定>接触通知>接触のログ記録の状況
■接触チェックの記録>一致したキーの数
上記ケースでは「一致したキーの数」が1以上なので、陽性者との接触があったと判断される。
iPhoneの場合(iOS 13.7未満)
■確認方法
設定>プライバシー>ヘルスケア>COVID-19接触のログ記録>接触のチェック>一致したキーの数
■設定>プライバシー>ヘルスケア
■COVID-19接触のログ記録>接触のチェック>一致したキーの数
接触確認アプリは、アプリがインストールされたスマートフォン同士がおおむね「1m以内、15分以上」の条件に合致したスマートフォンの識別子を記録し、新型コロナウイルスへの感染が確認された陽性者が、アプリ上から陽性報告を行うと、そのユーザー(のスマホ)と過去14日以内に接触したスマートフォンに対して、接触の通知が行われる。
新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者との接触がCOCOAで通知された場合、COCOAの利用者が希望すればPCR検査を受けられるように、厚生労働省による通達が2020年8月21日付けで行われており、この通達に基づいてPCR検査を受診した報告が増えてきているので、希望する方はCOCOA上で表示される連絡先へ連絡を。(ただし、コールセンターへの電話は繋がりにくくなっているので、PCR検査を希望する場合は所轄の保健所に電話した方が早いかも。)
Android版(Google Playから配信)のダウンロードは以下にて。
新型コロナウイルス接触確認アプリ (日本厚生労働省公式) – プレビュー版 – Google Play のアプリ
iOS版(App Storeから配信)のダウンロードは以下にて。